ちかくにまなぶ

近くから学んだことを書き残すブログです。

思考に自由度を持ちたい

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思考の自由度について

年々思考の自由度が下がってきてる気がします。

経験を積み、解釈できる範囲が広がってくると色眼鏡をかけるようになります。

その眼鏡をかけて物事を捉え始めると徐々に視野が狭くなり、思考が自分の枠に収まってしまうということが増えたように思えます。

いわゆるパラダイム、もしくは老化というやつです。

このパラダイムに縛られた中で思考の自由度を如何に高めるか、ということが発想力に満ちた人と乏しい人の差だと思っています。

組織の効率化について

一方、経験をベースに物事を効率化した方が時間的余裕が得られるのも事実です。

経験を糧としないといつまでも同じ作業に同一の時間をかけかねません。

観点となるのはあるべき姿に対しての余地だと思います。

あるべき姿への余地が大きければ大きいほど、新たな発見が必要になり時間を要す必要があります。

ここに時間を割かずに効率化へ向かってしまうと、結果的に小さくまとまってしまい、結果としてあるべき姿からはかけ離れてしまいます。

 時間が1つの業務効率の指標となるため、小さくまとまってしまっているケースというのは組織になると多いと思います。

作業量に紐づく時間が負荷と捉えられ、拡散と収束を繰り返していく過程で、それが個人の経験として集積されていきます。
こうして徐々に凝り固まった経験がパラダイムとして個人の思考に影響を与えていくというわけです。

あらためて思考の自由度について

そうなると個人は前段に記載した「思考の自由度が下がってないか?」という疑問がもやもやと湧いてきます。

この疑問が湧く人、湧かない人でまた分岐がある気がします。

もっというと、疑問が湧く人の大半はそれを見ないふりをしているとも思います。

見ないふりをしていると、一層思考の自由度が下がってしまうのです。

色眼鏡を外して外の視点に触れること

今回の主張としては、今いる場所の現状だけを見るわけではなく、外の違う視点を取り入れましょうねということです。

脳は事象と事象をまず点で捉え、刺激を受けることで事象と事象を線で捉えることができるようになります。

これが理解すること、とここでは定義します。

点と点がつながった線は一本ではなく幾重にも広がる点に対して、何本も枝葉のように伸びていき、今度は線同士でも接触を続けます。

刺激を受けた回数が多いほど、理解できる幅が広がるということなります。

これを僕は思考の自由度が上がるということだと考えています。

まとめると 

同じ場所に留まるということは、同じような刺激を受け続けるということです。

そうすると同じ点と点が刺激を受けるため、思考は強固になりますが、広がりを生みだしません。

その場所が脆弱性を迎えた時にどうするかということを考えておかないと共倒れになる可能性が高いです。

歴史から見ても、国から始まった集団、組織は滅びるのが原理原則です。

行動が伴えば、自分の思考が顕在化した「場」となっているはずなのである種心地よいと錯覚するかもしれませんが、それは一瞬にすぎないかもしれません。

そういった意味合いでも、外の視点を取り入れる機会を作るという重要性を捉え、行動すべきだと思う今日この頃です。

そうすることで個人の色眼鏡に何色もの光が灯り、新しい扉が開けるようになればいいなと思う次第です。

 

僕のちかくからは以上になります。

【雑記】人は動いてるからこそフィードバックが必要

[Situation Behavior Impact]のフレームが使えそう

「人を動かす」も大事だけど、大抵の場合「人は動いてる」だと思う。
0から何かを創っていくのが自分は1番ワクワクするんだけど、最近現在進行系の組織に介在することが増えて、なんとかこの「動いてる状況」に対する手立てがほしく色々考えていところ、先達にいいことを聞いたのでそのメモを。


今回学んだのは、[Situation Behavior Impact(SBI )]というフィードバックのフレーム。

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フィードバックをするために以下のフローで実行者と会話を通してフィードバックを行っていく。
・Situation :時や出来事に対して当事者(実行者)・評価者間で共通認識を持つ
・Behavior:その時、当事者がどのような意図で行動を取ったかを当事者から聞く
・Impact:その行動に対して当事者や他者がどのように思ったか、どのような結果に結びついたかを当事者から聞く
(参考:The Situation-Behavior-Impact-Feedback Tool - From MindTools.com)
ここまで会話できれば、当事者がどのような意図で行動を取ったか理解した上で現状に対して評価することができる。フレーム進行後は評価に応じて次の行動を促す、もしくはフォローする内容を決めて定点観測していけばいい。

動いている組織に対して第三者として行うべきことは、フィードバックに基づいた行動の設計(もしくはマネジメント)だと思う。実行者を評価し改善することが必要になり、その時実行者と会話が不可欠になる。

その会話という柔らかい部分が属人化したり、その時々で接し方が変わってしまうと個人や組織として資産化していかない。
システム化していないところにテトリスのブロックは積み上がらないのだ。


自分の場合、会話を含むビジネス上のコミュニケーションが苦手ではなくなってきた時期からしゃべりで「えいやっ」と持っていってしまうことが多くなっていたような気がする。
なので、このSBIのフレームについてお話を伺った時、コミュニケーションを型にはめた経験を資産として自己管理するのはありだなと思った。

デキる人ほど型を持っている。型がなければ型破りはない。型にはめてみようともしないで当てはまりが悪いと文句を言ってはならない。
話のプロを落語家とすると、どんなに才能がある落語家でも前座時代は古典をかけつづける。たとえ名だたる噺家だって型にはまる期間は修行として必要だったのだ。
しばらくはこのフレームで修行してみようと思う。

僕のちかくからは以上になります。

 

ザ・コーチ

ザ・コーチ

 

 



【書評】『大人はもっと遊びなさい (PHPビジネス新書)』

遊び人になりたい

遊びのある人のほうが惹かれることが多い。遊びが芸を肥やすとはよく言ったもので遊びがある人のほうが意見のある人が多く、何かと「余裕が無い」・「時間が無い」という人ほど話は面白くないことが多い。整理する時間も、新しい刺激を得る時間も作れていないから誰かからの伝聞をそのまま話すことしかできないのである。
だと思いつつも、「遊び」と言われると一歩引いてしまうというのが大人の心情ではないだろうか。自分もどうやらその1人になってしまったようで、何とか打破したいなあとモヤついていたところ、良い本に出会った。

大人はもっと遊びなさい

大人はもっと遊びなさい (PHPビジネス新書)

大人はもっと遊びなさい (PHPビジネス新書)

 

成毛さんの著書は『これが「買い」だ:私のキュレーション術』で初めて読んだのだが、いい具合に力が抜けていて、洒落が効いている。こういう大人好きだなあ…というそれを持っている。良い悪いということは一切言う気はないが、震災前のさとなおさんのさなメモ(http://www.satonao.com/)もこういう文体が多かった気がする。(さとなおさんも広告行ったきっかけの人だなあ…。)
なんにせよ、いまの自分に打ってつけということで読んでみた。本著に「新書はさらっと読んでほしい」という旨の言及もあったので一日でさらってみた感想を。

遊びに勝ち負けを持ち込んではならない

序盤からはっとさせられた一文。遊びに対して自分より上級者がいることに怯えていないだろうか。自分の場合は怯えている。存在するであろう誰かより下手なことに謎の劣等感がある。何かを始めるときはみんながみんな0の状態だ。そのことを大人になると忘れるというか、恥ずかしい、と感じることがあるようで新しいことに取り組めない理由になっているように思える。遊びは「チャラくていい」とのことなので気軽に始めていいし、いつ止めたっていいのだ。
「止める」ということが日本人の性分からか少し憚れるところがあるが、個人的にはたとえ仕事だとしても「嫌なら止めればいいんじゃない」というアドバイスをすることも多く、行動できない理由があるなら一度止めればいいと思ってる。ただ、止めるタイミングも本著には言及があり、「ある程度の上達が実感できた後」とのことなのでここは水準を自分で設けるべきだと思う。何事も力を抜くと見えてくるものがあると思う今日このごろ。

すべては本から始めよ

遊びは本からはじめようとのこと。あまり聞かない説だったので新鮮だった。例として歌舞伎を挙げていたが、ついつい勧められていた絵本を買ってしまった。

絵本 夢の江戸歌舞伎 (歴史を旅する絵本)

絵本 夢の江戸歌舞伎 (歴史を旅する絵本)

 

絵本というと大人になったら読まないものという認識があるが、成毛さんは絵本や図鑑を薦めることが多い。自分の場合、歌舞伎は未体験なのだが、落語は古典落語を本で読みこんでから高座に足を運んだ。落語は噺を知らなくても楽しめるが知ってたほうが何倍も楽しい。この理論から入った趣味は長く続いていることもあり、今回もそうなるといいなと思っている。

気軽にハマってみること

今回は一部の紹介に収まってしまったが、Ingressもハマられていたようで、いまPokemon GOで話題の路線バスでレベルを上げる裏技にも本著執筆時点で辿りつかれてる。何事もハマってみるというのは今年の自分に必要なこと(と書くと遊びに必要ない「ねばならぬ」になってしまうけど)なので、きがーるに考えて、食指を伸ばしていこうと思う。これからは遊び人の時代なのだ。

 

僕のちかくからは以上になります。

 

【雑記】昔とった杵柄としてのクリエイティブ

ミーハーなクリエイター気取り

最初に広告がやりたいと思ったのは完全にミーハーで邪な気持ちからだった。今でこそ会社員は崇高な仕事だと思えるが、大学時代の僕には広告代理店のクリエイターの方々が会う人会う人かっこよく見えて、自分もこうなるんだとどんどん陶酔していった。よくよく考えると彼らもほとんどが会社員なのだが、一線を画しているというかなんというか別物として見えていたわけだ。今思えば採用の戦略上クリエイターを全面に押し出していたということなのだが、ものの見事にハマっていた。

そんなこんなでアマチュアコピーライターとして大学時代後半は登竜門(http://compe.japandesign.ne.jp/)からお題を見つけては応募するというラジオのハガキ職人のような活動をしていた。(ぼっちで暇だったからね)宣伝会議社のコピーライター養成講座にも通って机に向かう日々が増えた。たまーに入選するようなことはあったが大賞とか大きな賞は取れず鳴かず飛ばずの売れないクリエイター気取りだったが、やっぱり形として物が残るってのは楽しい。
手前味噌ながら入賞したコンペを何個か紹介したい。

隼ジャパン

バスケットボール日本代表のニックネームを決めようという公募。該当者複数だったが、その中の1人に僕がいた。個人的には小学生からずっとお世話になったバスケにすこしでも恩返しができたいい機会だったかなと思っている。商品としてサイン入りのボールをゲット。強いて言うなら男子代表のサインがよかった。でも大神さんのサイン入ってるから今思うとこちらのほうが貴重かもしれない。いまや女子バスケのほうが世界へ羽ばたいてるしね。

www.japanbasketball.jp

C-1グランプリ

月1回雑誌『ブレーン』が公募しているコピーのグランプリ。これは「この夏、読みたい新書のタイトル募集」といった企画だったと思う。毎回著名なコピーライターに審査いただけるということで毎月応募していた。しかし何回かあったであろう機会に対してド下ネタで入賞するとはなんとも皮肉な話だが自分らしいなとも思う。

www.sendenkaigi.com

愛するあなたへの悪口コンテスト

これは入選だったのでWebに載ってないが、冊子が送られてきた記憶がある。

愛するあなたへの悪口コンテスト これまでの作品

たしか入選作品は「テーブルに 材料だけを 置いてくな」。漫画『ホイッスル』の主人公と兄の一場面を思い返して書いたのだが、まあ妻への皮肉と取れなくもない。こういうニヒルな表現が自分は得意らしく、褒められることが多かったように思える。

旅のコピー

これはコンペではなく、宣伝会議の講座卒業の展示会で書いたコピー。旅のコピーという抽象的なテーマだったが、個人的には生涯で1番上手く書けた気がしている。好きなコピーライター2名から票が入ってて嬉しかった。講座受講生お馴染みの金の鉛筆なつかしいな…。

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Web広告屋を経ていま思うこと

このように学生時代はクリエイティブ方面にまっしぐらだったのだが、就職したのはロジックでガチガチのWeb広告中心の代理店だった。わかる方にはわかると思うが、クリエイティブは軽視されている。数字ベースの短絡的な取捨選択だけが繰り返されているだけで以下の様な本質的な議論はなされていないように思える。

  • STPにおけるポジショニングが明確に打ちだされていないのではないか
  • タグラインとバイラインが整理できていないのではないか
  • 必要条件の押し売りで、ユーザーからみて魅力条件がわからないのではないか

クリエイティブの議論がCTA(緑ボタンとかね)等手法論ベースのHow主体の議論に陥ってる気がしていて、そもそものwhatが戦略に基づいて決まっていないことが多い。優秀なクリエイターほどwhatを重視する。僕が講座で習っていたような優秀なクリエイターはほんの一握りしかいない。その底を上げる鍛冶場を作る必要があると思う今日この頃。皮肉ならお任せあれ。

僕のちかくからは以上になります。

伝える本。―受け手を動かす言葉の技術。

伝える本。―受け手を動かす言葉の技術。

 

 

【雑記】個人事業主化から最初の記帳までの所感

会社員から個人事業主に

7月15日付けで正式に退職し、本来ならこの辺で退職エントリーの一つでもかましておきたかったのだがいかんせん時間が作れていない。まあ書いたところで注目度もそこまでない気がしているので、ゆくゆくでいいかなとも思う。今日は月並みに個人事業主初動の感想を。

個人事業主は金回りを知らなきゃやってられない

個人事業主であるフリーランスの苦労は先日見かけた以下の記事に余すことなく書いてあって納得したのだが、たしかにヤバい。私なんかまだ創業1ヶ月程度なのでこれから骨の髄まで染み渡ることだろう。

medium.com

最近周りからはどうやって生きているのかと好奇の対象として見られることが多いが、気持ちはものすっごくわかる。その辺の話はまた改めて書くつもり。そんなこんなで怒涛の営業活動を越えて、なんとか7月を締め終わった(と思ってる)。

締めにあたって個人事業主になり新たに増えた仕事の一つに記帳作業含めた経理業務ががある。退職を決意してから税金・保険・年金と金回りを何となく勉強し始め、社会にはこんな面倒なルールがあるのかと打ちひしがれそうになった。けど、やらざるを得ないの状況が変わるわけでもなく、体験してみるのが早いということで、先人の知恵を借りながらなんとかやっている。

初めての記帳を終えた

最近学んだ会計基礎のトレースにしかならないのだが、日々の業務で出入りするお金を[所得]=[売上]ー[経費]の公式に則り計算していく。売上は契約通りに請求書まとめるだけなので、大変なのは経費の計算。どこまでを経費とするか。その勘定科目は何か。A4の紙にペタペタと領収書貼り付けてファイリングするという、がさつで理屈屋という自分で扱うにも厄介な性分な僕が最も苦手とする、じみーちな作業をこなした。

そのファイリングした領収書内の費用を按分比率決めて、支出として会計ソフトに入力していく。この部分クレジットカードで吸い上げておけば楽なんだろうけど、不格好創業な僕は手続きのミスも有り(住所登録間違えて郵便局で受け取れなかった)、絶賛クレジットカード待機中なので現金で用立てなければならない。

ここまでのフロー

備忘録かねて、今回の記帳までの流れをまとめておく。

  1. 金回りの勉強開始
  2. 個人事業主申請提出
  3. ビジネス口座の開設
  4. クレジットカード申し込み
  5. Freee開始
  6. 記帳完了

思ったのが、5までの知識面・環境面を整えるまでに結構時間食うってことね。2が1番あっけなかったくらい。なんだかんだ金融関係の審査と開設は時間かかるし、銀行口座ないとそもそもクレジットカード作れないしね。(会社在籍期間にSuicaのクレジットカード作っておかなかったのが本当に後悔していること。月並みだけど作れるクレジットカードは独立前に作ったほうがいいよと声を大にして言いたい)この時間を加味すると、有給期間なかったら本当にどうなっていたかわからない。その意味合いでも前職に感謝しか無い。

金回りの勉強について

「お金の勉強」というといやらしさを感じる方もいるかと思うが、これは必要なことだと早くも実感している。ルールを知らないで3月15日の確定申告の期限迎えてしまったらどうなっていたかと心から思う。3月9日に、瞳を閉じればあなた(領収書)が瞼の裏にいることでー。なんてことになっていたかもしれない。冗談はいいとして、自分は以下の書籍で日々不足を補っている。

こちらで税金・保険・年金についての大枠を理解した。同時会社の良さと個人の良さ両側面について考えさせられる機会にもなった。今回失業保険にはお世話にならなかったが、状況によっては全然ありな選択肢ではないかなと思う。 

フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。

フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。

 

これは恐らく年内何度も読み返す本になると思う。 青色申告についてのノウハウがこれでもかというほどに凝縮されている。まだ体験のフィルタを通していない項目に関しては何となくの理解にとどまってしまっているが、今後実感値として本著と共に追体験していきたい。

これまで無縁だったけどFreeeすごい


会社員時代から存在は知っていた。けどなんのために使うツールかは理解してなかった。というだめだめな状態で始めたFreee。これはもうFacebookでいう超いいね!したい。仕事柄UIにうるさい自分が使いやすいと思えるし、経理の自動化を視座に置いていて学習機能が豊富、確定申告までもわずか5ステップの入力作業でこなしてしまう。よく作ったなーこれ。と素直に感心した。ちなみにホリエモンも絶賛していた。


堀江貴文のQ&A vol.429〜確定申告を簡単に!?〜

余談だが、こういった施策含め、マーケティング上手いところも自分の印象を押し上げた点といえる。刈り取り施策一つを切り出しても「今月から請求書どうしようかなー」と調べてたら、リスティングでピンポイントのメッセージが出てきて、LP遷移後も自分の抱える問題の解決に向かわせてくれる。久しぶりにマーケティングにハマってしまってうれしくなった。これはファンになる人が多いのも納得できる。マーケティングの本質は、こういうものを売りやすくする仕組みを作ることだなあとつくづく思う。

 個人事業主の戦いはつづく

世間は夏休みだが、僕は有給だったこともあり、この夏はバリバリ働くつもり。初月が締まって一巡した感あるが、おそらく今後も抜け漏れた潜在化した問題が顕在化してくると思う。8・9月でその問題となる種を把握し年内で上手く環境構築していきたい。やることはまだまだいっぱいある。あ…10月不動産更新だ…。

ぼくのちかくからは以上になります。

 

【3連休仕事だった人が薦める】作業BGMにおすすめのアルバム6選+1曲

3連休は作業と共に消えた…

この3連休はだらだらと仕事。個人事業主様に休みはないのだ。がはは。と言いつつ時間の使い方の見直しを図らなあかんと早くも思ってきているので、今週の大きな波をこえたら一度腰据えて向きあおうね僕。(それでまた土日が潰れるパターン)

作業BGMについて書きたい

さてさて、そんな仕事ざんまいすしざんまいの僕だが、土日はPC作業が多く作業BGMとして音楽は必須。というかまだオフィスがない手前、移動も増えたので音楽聴いてる時間は自ずと増えてきたなあと思う今日このごろ。ということで今日は作業BGMのおすすめについて書いてくよーという次第。

作業BGMを選ぶ上での三要素

音楽について書くとなると、専門的な知識があったほうがかっこよく書けるのだが、僕はその言語を持ち合わせていない。なので感覚に頼って書いていく。
まず作業BGMの要素としては、以下。
①作業のじゃまにならない(歌いださない)
②色んな音がする(けど邪魔にならない)
③心が静寂になる(フロー状態に入りやすくなる気がする)
1人だとすぐ歌い出せちゃうから①を守ることって結構大事。②は普段ガレージバンド大好きなんだけど単調な曲ほどノってきちゃうので除外。③は締め切りがやばい時はボカロとかアイドルがんがん鳴らすけど比較的今日は落ち着いた曲が並ぶよってことね。あともう一つポイントをあげるとアルバムまるっと聴けること。こういうとおっさんっぽいけどシャッフルで単曲だけ聴くって聴き方あんま好きくない。アルバム一枚が作品だからね。とわかったようなこと言ってみる。

おすすめアルバム6選

ではではいってみよう。

Amok

Amok

 

 Atoms For Peace『Amok』。昔は全く良さがわからなかったけど、大人になってからトム・ヨーク好き。『Eraser』も聴くけどトム・ヨーク名義からAtmos For Peaceに変更しリリースしたこちらを集中したい時よく聴く。終始冷ややかで頭が冷えていく。気づいたら聴こえていないってところまで集中できる。

Within & Without

Within & Without

 

 Washed Out『Witin & Without』。個人的に最大限に集中したい時かすごくよく眠りたい時のどっちかの時に聴くときの鉄板。 1stアルバムであるこちらのほうが有名だが、好きな方はデビュー前のEPである『Life of Leisure』も名盤なので聴いてほしい。 とにかく心地よくフロー感を感じる。

Blue Lines

Blue Lines

 

Massive Attack『Blue Lines』。 Massive Attackの1stアルバムであり言わずと知れた名盤。『Mezzanine』もいいけどその本流にあるこっちかなあ。Massive Attackも昔良さが全くわからなかったけど、大人になってからわかった。偏食してたものが食べられるようになったとき大人になるって悪くないなあと思う。

Oracular Spectacular

Oracular Spectacular

 

 MGMT『Oracular Spectacular』。セルフタイトルはあんまりだった気がするけどMGMT好き。『Kids』は言わずもがなトータルで聴いても心地よくねっとり絡みつく。いま聴き直してたら他のより1曲目がちょっとやかましいので作業用ではないかもしれないけど好き。フジロックでTシャツ買ったなー。

トーチズ

トーチズ

 

 Foster the People『Torches』。前職でj-waveのラジオを流してたことがあって同一週に流れる曲って毎日ほぼいっしょだってことに気づいたタイミングがあったんだけど、その時流れてたのが『Pumped Up Kicks』だった。あまり聴き馴染めないメロディで最初は受け入れられなかったんだけど、聴いていくうちにはまってしまい帰り道で購入したのをよく覚えている。そのあと有給使ってLIVEも行って、全員が全員めちゃくちゃ上手かった。僕の集中の歴史と共にある名盤。 

id

id

 

クラムボンの『id』。『2010』と迷ったけど作業って観点でみるとこっちを推したいかな。個人的にクラムボンのLIVEが大好きで何回か行ってる。原田郁子さんが創りだすふわーんとした世界が好き。またフジロックの話になってしまうけど、朝ごはん食べながら聴いた『サラウンド』は天国かと思った。また天国に連れてってもらお。

おわりに

書いていったら途切れないもんだな。Radioheadにも触れたいしBattlesなんて変わり種にも触れたい。あ。単曲では聴かないと言いつつきらきら星はリピートで聴くわ。おさまりがいいのできらきら星貼って今日はさよなら。また気が向いたら。

きらきら星 変奏曲 K.265 (モーツァルト)


僕のちかくからは以上になります。

 

 

 

【雑記】第三者として組織に関わること

怪しい人の処世術

1人で大きな仕事はできないってのが自分の信条で、そのためには否が応でも組織と関わることになる。その時の関わり方を今後に備えて考えていかないとなあと思ったので書いていく。
当面は個人として動いていくので、外部から組織へ「個人」として投入される機会が増えることになる。要は怪しい人だ。アイ・アム・ア・ストレンジャー。ほんで一般論として、外部から組織を良くするための人材がコンサルティングのような形で入ってきてワークしないってことは結構あるのかなと思っていて、その理由は部分的にしか組織に関わらないからなんじゃないのってのが今日の本筋。
例えば「人事制度を良くしたいから」って理由で入ってきたコンサルタントが経営者と人事部の責任者とのみ関わるみたいなことってよくあると思う。責任者が問題を把握できていれば円滑に進むことはあるのだろうけど、それでも部分最適にとどまると思う。コンサルとして入ってきた人材も大きな大志を抱いていない限り、仕事を言われる範囲内に制限してフィーを得ようとするんじゃないだろうか。この場合だと入ってきた人材のスタンスにそもそも問題があるが、考えるべきは第三者として入ってきたコンサルのステークホルダーとのコミュニケーションだと思う。
半沢直樹』然り、トレンディドラマを観てると出世しようと考える嫌な奴キャラは上席となる「えらい人」の評価のみを気にするコミュニケーションを行う。そういうキャラは献身が出世につながると考え、実際それなりの地位についてたりする。和の国・日本。我が身を粉にしてあなたにお仕えします候。と考えてしまうとこうなる。このコミュニケーションの全てが間違っているとは思わない。ただ、考えるべきは、その仕える人に費やす時間が源泉となる収益にどの程度相関するのかということだ。殿に仕える仕事は販管費含めると、赤字でした候じゃ話にならない。お仕えした時間にインパクトにつながらないのだとしたら殿が実行者ではないからだ。密な時間を過ごした殿個人の問題解決につながったとしても、組織の問題解決に繋がらず収益や成果に繋がらなかっとしたらコンサルティングしたプロジェクトしては失敗と言える。机上の空論だけがそれっぽく出来上がり、実行する側は問題意識や自分事化できていないから一向に進まない。だらだらと時間がすぎる。まあそういうのつなぐのが社内の中間管理職ってやつなんだけどね。今日はその辺無視。上位レイヤー(殿)・現場・コンサル(ストレンジャー)の三者間のコミュニケーションとして話を進める。

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結論として組織から見たら第三者であるストレンジャーは真ん中に立つってのがいいと思うんだよね。階層化されていたとしても、ネットワークとして捉え真ん中に立つ。そしてハブになって課題を吸い上げていく。ハブとなることで現場との関係値も上がり、実行力もついてくる。全員が全員に関わるってのは難しいのでコアとなる人物は選ばなければならないと思うけど絶対にえらい人以外にも関わる時間を増やすべき人はいると思う。短期的な施策立案の速度は落ちると思うが実行力を重視しないかぎり、投下時間と収益増加の相関度は上がってこない。長期的な視点で見た時現場メンバーが出世することもあり得る。その時片道切符の島流しにになるかならないかは仕事の対価次第だけど、一緒に仕事した時間がある人かない人かであればしたほうがある人のほうがいいにきまっている。その時成功に導けているかいないかは自分の実力次第。ごますりの能力に磨きをかけていてもいつか必ずボロがでる。
ただ、組織の立場関係って本当に難しいと思ってて、今後も考え続けるんだろうなと思う。会社の人とは単純計算で年間1900時間以上の時間を顔を合わせなければならない。そうなると言いにくいことや潜在的にある課題を慢性化させてるって往々にして出てくると思う。その部分を取り除くことを第三者として行えると、ストレンジャーさんが介在する意義はあるのかなと思う。時代の変化の中でも人と人の関わり方は変わらない。立ち向かっていこう。
乞われたら結果を出す。倍返しだ。

 

僕のちかくからは以上になります。

半沢直樹 -ディレクターズカット版- Blu-ray BOX

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【書評】2016年上半期怒涛だった人が読んだビジネス本まとめ

上半期が終わった…

いつの間にか上半期が終わってた。なんていうと時間感覚ない人みたいだけど、怒涛だった。怒涛も怒涛。そんな中、何冊かは本を読めたのでそのまとめを。今年はせめて100冊なんて思ってたけど未達だなこれは。冊数じゃねえしと気を改め下期も読書を重ねたい。積ん読の量がやばいのでその処理を進めながら…。

2016年上半期に読んだ本

以下の順番で読み進めた。
比較的ライトなビジネス本という部類が多いと思う。腰据えて文献を読む時間もとらないとなあと思う今日このごろ。この本これとこれのオマージュだなと思うと見切りが早くなってもっと量読める気がするんだよね。26番とか初めての退職だったから読みこんだ。下期は税金関係の本が入ってくると思う。

1.戦略がすべて
2.ぼくらの仮説が世界をつくる
3.勝ち続ける意志力
4.私とは何か
5.「ない仕事」の作り方
6.会計リテラシーが仕事も人生も変える!
7.起業の教科書
8.働く君に伝えたい「お金」の教養人生を変える5つの特別講義
9.マーケット感覚を身につけよう(再読)
10.アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」の作り方
11. リクルート「創刊男」の大ヒット発想術
12.未来を創るすごいベンチャー101
13.IoTは日本企業への警告である
14.それ、根拠あるの?と言わせないデータ・統計分析ができる本(再読)
15.コンセプトのつくり方
16.「無知」の技法
17.0秒思考
18.ドリルを売るには穴を売れ
19.人工知能は人間を超えるか
20.新世代CEOの本棚
21.ルールを変える思考法
22.シンプルに考える
23.たった一人の熱狂
24.自分にあった脳の使い方
25.一冊の手帳で夢は必ずかなう
26.おいしい退職マニュアル
27.自分の半径5mから日本の未来と働き方を変えてみよう会議
28.プロジェクト・デザイン・パターン
29.これが「買い」だ 私のキュレーション術
30.やってのける
31.思考のスイッチ
32.空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか?
33.2035年の世界
34.これからの世界を作る仲間たちへ
35.ゼロイチ
36.悩みどころと逃げどころ
37.マインドホールを突破せよ

上半期37冊からのおすすめ本6冊

上記37冊からおすすめを記載していく。

勝ち続ける意志力 (小学館101新書)

勝ち続ける意志力 (小学館101新書)

 

 未読だったので購入。アガり症の気がある僕は本著でだいぶ勝負や駆け引きに対する考え方が変わったなと思う。短期的に負けてもいい。日々研鑽して最後に勝てばいい、勝てるまでやり続ければいい。力を抜いて平常を出す。当たり前のことなんだけど目の前の目標に囚われて力んじゃうものよね人って。

私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)

私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)

 

平野啓一郎さんの小説に登場する分人の理論が好きで購入。小説のファンからはサマリー版で物足りないと言われているようだが、僕はこれで十分楽しめた。人に対する感情は人から得るものではなく、他者と対面する自分から誘発されるという理論。例えば会えなくて悲しいという感情が湧き起こるのであれば、それはその人に対面する自分を喪失することが悲しいということに結びつく。読後自分の感情を俯瞰してしまうようになる点は注意。

「それ、根拠あるの?」と言わせない データ・統計分析ができる本

「それ、根拠あるの?」と言わせない データ・統計分析ができる本

 

分析本。業務上関わることが多い分析領域。まだ統計本読み込めるほど統計に対して免疫ついてないのでこの程度の難易度が心地よい、というか実際マーケターに本当の意味で伝わるのってこのレベル感だと思う。天気予報のロジックを一般人が理解していないのと同じで、これ以上の分析は結果の信頼度だけを求められる。どんなに説明しても「ふーん。そうなんだ」程度に落ち着くことが殆どではないだろうか。つまり文脈の説明はいらない分析が増えるってことは裏側は後から出てくる「魔法」と同然なんだよね。魔法がブルーカラーとなる人を動かす。外れるときは外れるのにね。

「無知」の技法 Not Knowing

「無知」の技法 Not Knowing

 

 これが個人的に上半期ベストかなあ。人が知っていることなんか世界の要素からみたらほんの一握りなのに人は全知全能の神を求める。コンサルタントとかその最たる例。知らないことに対して立ち尽くして歩みを止めてしまう人もいる。知という小さな光が照らす暗闇をどうやって進むのか。ということについて書いてある。読むのに割と骨が折れる量だったけどすらすら読めた。こういう文体好きなんだよな。今の時代を知っている人はいないし、結局真っ暗闇を進まないと出口は見えない。既に歩んだ人と協力することで光を集めることはできるのかなと。ただ、たとえ既知の人間のノウハウがあっても統計的に揺らがないほどの母数は取れてないよなあと思う。如何にギャンブルしないかを慎重に見極めつ、パターンランゲージとして最大の事例である歴史を知る必要性も時にあるのかなと思う。

やってのける ~意志力を使わずに自分を動かす~

やってのける ~意志力を使わずに自分を動かす~

 

 先日精一杯書いたので割愛するがやはりこれもよかった。どうやって自分を動かすかについて心理学的追及がある。根性論がピンと来ない人におすすめの一冊。

chikakuni.hatenablog.com

 

これからの世界をつくる仲間たちへ

これからの世界をつくる仲間たちへ

 

 テクノロジーの魔法が世界を動かす。人間は技術的特異点を越えた時どうなってしまうのか。この問は今後働く人全ての課題になると思う。自分の身近なところでいうと、意外とマーケターの現領域はブルーカラーとして機械に寄り添うべきな気がする。プロ棋士人工知能に負ける時代なのだ。四則計算で算出される指標到達など機械に勝てるわけがない。(まあそれをする人のことをマーケターだとはもとより言いたくないのだけど)そこではない価値追及が必要になる。個人的にシンギュラリティよりマルチラリティの世界観をマーケターとして追求していきたいと考えていて、「クリエイティブクラスとしてのマーケティング」というものを今後考えていかなければならないと考えている。その上で知るべきは打ちだされたプロダクトの特性ではなく、人工知能そのものであったり機械学習の裏側で行われているブラックボックスの中身であると思う。魔法使いになるのか、魔法をかけられる側になるかはこれからの研究と自分の働きぶり次第だ。ホワイトカラーの人件費がカットされてブルーカラーの給料が上がるという説は面白く、未来に逃げ場所が見つかった感すらあるので研究をするにあたり怖いものはない。

おわりに

以上。書評ブログももっと増やしていきたいけど引用とかやってると時間がかかってしまうのよね。何冊分書けるかわからないけど時間作って少しでも自分の血肉にしていければと。個人的にいまは人脈を作るのが大事な時期だけど良い人脈を得るためには自分の力を溜めなければならないと僕は思う。時間を作って本と自分を積み上げる。

僕のちかくからは以上になります。

 

雑記:言いっ放しの恋愛論

彼女と続かないんだ…て実際そんな悩んでないでしょ?

人の話を聞くのが好き、というかどうやら得意らしく人の絵空事から恋模様まで幅広く勝手に転がってくる。その中で最近彼氏・彼女と続かない人っているなあと思ったので今日はそのお話を。
僕の友人で恋愛経験豊富で家柄も良くお金もあるそれなりの物件がいるんだけど、彼は彼女と長く続かない人。彼から聞く話は僕にできねえなあと思う話ばかりで、例えばディズニーランドに行ったら、開演と同時にお目当てのアトラクションのファストパス売り場まで1人猛ダッシュ。手に入れたファストパス片手になるべく並ばないエスコート。夜はレストランのショーの最前列でディナーをし、ミラコスタのスイートルームとちょっとしたサプライズのおまけ付き。これを初デートでこなしてしまう。
別れる理由はいつも彼女の反応が冷たくなったとかそんな感じ。「恋もジェットコースターだねあなたは。」なんてつまらない世辞を言って苦笑させて遊ぶ。友達っていいよね。
こういうデートでビッグバンアタック的なことをされることが好きな人って世の中にはそりゃもうたっくさんいるんだろうけど、そういう人って得てして熱しやすく冷めやすい人が多い気がする。驚くのが好きか、驚かせるのが好きかのどっちかなんだよね。あと僕の聞いてる感覚だと所謂ワンチャン狙ってる場合に、こういうデートプラン組む男が多い。(夜景のきれいなバーが行きつけなのはほとんどデートで行きつけってことだからね。)
今日言いたいことは長期のお付き合いには土台が大事だよねってこと。土台が無いところに細く長い満足塔を建てる。塔に登った人にその景色が普通だと思わせてしまったら、次はもっと高い満々足塔を立てなければならない。そしたら少し無理をしてでも満々足塔を建てるね。ただ無理が祟ってしまい、資本計画はガタガタ。次は次はとワクワクして口をあけている党の姫(もしくは王子)に満足塔と同じ高さの塔を建てたらどう思うかな。「なーんだこんなもんか」ってなると思うんだよね。高い塔を登らせることに満足を置いちゃってるから。一方限られた資本で一生懸命建てたほうは「苦しい中一生懸命建てたのに何で満足しないんだ」といった具合に悪循環がはじまって、近いうちに関係解消。「もう塔は建てませーん」「じゃあ次の塔探しまーす」ってなると思うの。

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大事なのは土台としての価値提供の仕方ね。まずは、行きつけにさせないと。よく行くラーメン屋になることからはじめようよって僕は思う。最初にまあまあおいしいなーと思わせて、何度か食べてるうちに味に慣れる。さらに通いを深めるうちにお腹がすくとそのラーメンが浮かぶ。そこまでまずいこうと。
進ませるにあたって負荷かけなきゃいけないときもあるのは認めるけど、初回から満足度引き上げたら未来の自分が疲れる。相手も夢見心地でいつの間にか高いところに登らされてるから疲れてる。よく行くラーメン屋で毎回同じもの食べるけど季節物でたらそっち食べるでしょ。でもやっぱ「いつもの」が1番やなって思うじゃない。スパイス加えつつ日常が安定して欠かせないなと思わせられたら続くと思うの。ある意味限定品がいつものより美味しかったら危機なのよ。
彼氏彼女であれば日々のコミュニケーションしてくれる相手とか、困ったとき相談乗ってくれる相手とかね。そういうのが積み重なっていくと土台ががっちりしてきてゆっくりゆっくり塔を高くできる。マンネリ対策でたまーに高いところ塔建ててみても大丈夫。堅牢な時がそれを支えてくれる。価値の置き方が十八番であればそれでいいのだ。身の丈にあったことしてればいいのよーてことね。そんなこと言われても頑張らないと…って思う人は対面する人を間違えてると思うよ。そんじゃーね。とちきりんさん風にして今日は逃げよう。

僕のちかくからは以上になります。

 

雑記:叙述トリックのパターン

叙述トリックについて

大学時代は物語ばかり追いかけていて、伏線とかどんでん返しとか大好きだった。今回は叙述トリックのパターンを覚えている限り書いてみようと思う。わりとネタバレ注意なので気をつけて読んでいただきたい。

時系列がずれる

推理小説に1番多い手法がこれだと勝手に思ってる。第一発見された証拠品と第二発見された証拠品の実際事件に使われた時系列が逆…とか。この解決時に名探偵の口から語られる体験を実体験を持って並走させたのは一時期話題になった『イニシエーション・ラブ』だろう。ベタベタのラブストーリーに隠されたダークな展開。一時期好きだったなあ。何度も読み返すタイプの小説ではないけどエンターテイメントとしては秀逸。映像化されるとは思わなかったので観てみようかな。
過去に戻るというパターンもある。所謂タイミングトラベルもの。話題になったアニメだとまどマギとかシュタゲは秀逸だなあと思う。映画だと『12モンキーズ』という主人公だけ救われない物語も好き。(『バタフライ・エフェクト』ってそんな言うほどいい映画かなあ、、、) 

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

 
イニシエーション・ラブ
 
12モンキーズ(字幕版)

12モンキーズ(字幕版)

 

固定観念を利用する

人間は知らず知らず固定観念を抱いてしまう生き物だ。記号化された言語にイメージを紐付けて定着させている。社会心理学でステレオタイプというこの概念も、よく用いられる。名探偵は若く活力のある男で、妹と言われたら人間だ。何を言っているかわからない方は以下の二冊を手にとってほしい。知らず知らずに常識という固定観念があなたに根付いていること気づくことができる。個人的にこのパターンが好きかなあ。騙されたーって感じするよね。

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

 
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)

 

人称を変える

事象は一人称「わたし」が捉えるものだ。第三者である彼がどう捉えたかはわからないし、あなたが今何を考えているかもわたしにはわからない。あなたが何を考えているか引き出すのが会話でありコミュニケーションというやつなのだろう。そのようなインタラクティブな行為が日常の会話ではとり行われるが、創作では登場人物をそれぞれ一人称として吐露させることができる。ここに目をつけた作品も存在する。吐露させた内容が全部嘘なんてこともある。

パレード (幻冬舎文庫)

パレード (幻冬舎文庫)

 

生き返る(死んでなかった)

私は勝手にこれをケチャップと呼んでいる。銃で撃たれたフリしてチがケチャップ。実は生きていたっていうベタベタなあれだ。一度死んだふりをして生きていたってのもある。生きている人が元から死んでるってパターンも…。もう何が何だか分からない。『がっこうぐらし』とか最近だとそれだよね。ゆるゆるに見せてエグいことするっていうまどマギを髣髴とさせる展開だった。大学編に入ってからは読んでないなあ。

がっこうぐらし!  (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

がっこうぐらし! (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

 

精神を患っている

記憶を失っているから云々かんぬんというパターンもよくある。オチは大体「自分自身が犯人」だ。『メメント』は救われない物語。多重人格というパターンもよくある。金字塔といえば『サイコ』。当時は入場制限がかかった程衝撃度が高い作品であったそうな。後続の作品も多くあるが個人的には『ファイト・クラブ』は一度観ておくべき作品だと思う。昔ブラット・ピットにSMAPの香取くんが「太り始めたら『ファイト・クラブ』を観ます」とスマスマで言ってたけどそんなライトな作品ではないと思う。(無垢だった自分は騙されたと思った。)

メメント (字幕版)

メメント (字幕版)

 
サイコ (字幕版)

サイコ (字幕版)

 

ドッキリ大作戦

これは名前のままなのだがテッテレー!を当事者体験できるタイプの物語だ。これはこの一作しか観たこと無いのだが、『ゲーム』がそれに該当する。シリアス展開かとおもいきやクライマックスは超ハッピー。個人的にデビット・フィンチャーの作品がそもそも好きなのだが、あまり話題にあがらないこちらも時間があればみてほしい作品。(これも人称を変えるパターンなんだけど一対多数というところで分けてみた)

ゲーム [DVD]

ゲーム [DVD]

 

さいごに

もっとあると思うが、今回はここまで。共通として言えるのはジェットコースター乗るような感覚で観る娯楽であること。何かを得ようとしてはいけない。ワッと驚いて作品に思いを巡らせてほしい。ここで一部ネタバレ書いちゃってるけど…。そのうち好きな創作についても書こうと思う。

僕のちかくからは以上になります。


雑記:『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす』

さあ、才能(じぶん)に目覚め…られなかった自分

就活の時はなんの実績も実力もないくせに絶対広告代理店のトップに入社できるもんだと思っていた。そんな訳はなく、就活という現実に向き合わざるを得なくなって読んだのが本書。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

 

今思うと我ながら安直な行動だなあと思わざるを得ないのだが、 当時その結果をみてえらく落ち込んだ覚えがあるので、その時の自分に別に大丈夫だよと言いたい。

本書はストレングスファインダーというツールを活用し、自分の5つの強みを理解することができる。尚、Amazonのレビューに多く記載があるが中古本で買うと診断を受けられないから要注意だ。(ぼかぁこのバグにひっかかったよ)

当時の自分は以下の5つが適性であった。
・内省
・個別化
・着想
・慎重さ
・収集心
※強みの一覧を見つけたので、詳細は以下リンク先参照

information-retrieval.jp

当時この5つをみて思ったことは「ああ。内向的な社会不適合者なんだな…。」である。何となく成功者というのは大胆で積極性があって後ろなんか顧みないような気がしていたのだ。
当時はこんな風に言い換えて捉えていたように思える。
・内省⇒根暗
・個別化⇒まとめられない
・着想⇒思いつきばっか
・慎重さ⇒積極性がなく動けない
・収集心⇒オタク
実際この自己分析は間違っていないのだが、就活市場へ投下するにはこの捉え方では厳しかった。なので就活の時は正直偽りの自分を作り、パッション系でいこうとしていた。ただ、自分のごろごろしていた大学生活の経験を遡ると、確実に無理があり、化けの皮はどんどん剥がれていった。結局ありがちな誰かのエピソードを自分ナイズしたところで面白くもなんともなく、面接官にとっても自分にとっても時間の無駄をさせてしまったといまでは思う。本当にあの頃の自分と数分でも関わった方々には申し訳ない限り。(反面教師で自分が面接官やる場合は、そういう偽りの仮面被る子は適性テストとES穴が空くほど見て少しでも腹割ってもらえるようにしていた。本当狙わない言葉のほうがその人のことがわかるよなあと思う。)
そんなこんなで就活をしていたら大手と毛色が合わないことがわかってきて、ベンチャーにご縁と心意気だけで拾っていただいた。能力なんかもうなんにも見られていないと思う。終わった時、これからの事業展開を考えた時ピンときたって言われた気がする。入社後、なんで自分が拾ってもらえたからわからないと言ったこともある。そんなのは入ってから創るんだと言われた。こんな人が上にいて僕はとてもついていた。

ストレングスファインダーの話に戻ると、実際集団に市場投下した経験がなかったから強みを活かす捉え方ができなかったというのが正しかったように思える。
入社後は否が応でも集団に入って行動することになる。その時にはもう自分が大したことないことがわかっていた。生き残らなければ死ぬ。大したことなさそうな強みでも武器に変えて進んでいかなくてはならない。
なんとなく着想が分類として大きい気がしていて、それぞれを小分類と捉え掛け算して活用していたような気がする。もちろんこれを毎回意識していたわけじゃ決してないけど説明できるってことは強みとして多少は働いていているんじゃないかなと。

・内省と着想
もともと言ってしまったことを後悔するほうで、大口叩いた後は死ぬほど落ち込む。(大口はあえて叩き続けるもの)会話一つとっても、あれはこの言い方がよかったんじゃないかとか、あの人気にしてるんじゃないかとか。大抵は自分がから回っていてその人気づいてないんだけど。これは過去に思いを巡らす癖がついているってことだと捉えている。内省と着想は相性が良くて思考を巡らせて整理して終わりにならない。次の一手が思いつく。もともとコピーライティングをしてたこともあり人の気持ちに思いを巡らせるのが大好きだし分析と考察、その実行の仕事が多かったこともあり、うまく機能した強みだったなと思う。

・個別化と着想
人をみんな同じだと捉えない。その人はその人でしかなくどうあっても点だと思う。線を引いてクラスタリングすることはできると思うけど、同じ人は2016年現在いない。なので見ることになった人や組むことになった人とはとことん話す。話すというよりか聞く。考えを押し付けない。自分の言葉でどう考えてるかは伝えるが、どう思うかはその人の裁量だと思う。人には凹凸があって当たり前で、そこを補えるように進める。尖った人が好きなのもこういう考え方故なんだろうなと思う。ちっちゃいレーダーチャート構成するよりどっか吹っ飛んでるほうが絶対いい。チーム構成にあたり根性でなんとかなる凹みは自分がやればいいと思ってやってたことも多かった気がする。(これが良いことか悪いことだったかはわからないけど色々できるようになったよ)


・慎重さと着想
これはブレーキ。でもいつしかイカれてた。止まってるほうがリスク。その上で防御思考で考えなければならない点はあると思うが、業界が伸びているのであればその問題解決を優先していかないとマーケットの伸びに対して組織としての成長が止まる。問題が同一なのであれば、他にやられてしまうからだ。そうなると結局自分の成長が止まってしまう。なので結局適応するべき点に対してどこまで時間投下するか考えるための裁量としてこの強みを活用していたように思える。
※防御思考については前ブログ参照

chikakuni.hatenablog.com

 
・収集心と着想
好奇心と置き換えている。新しい物に抵抗感を持たないこと。いまの時代はなんでも擬似体験できる。店員にもお客さんにもなるのも簡単。実体験のハードルがすごく低くなっていると思う。情報はどんどん更新されていく。全てに目を通す…なんて正直馬鹿げていると思う。ただ全て目を通さなくていいようにするために量は必要でその過程は地道な蓄積と実体験を要する。なので一次情報により近い情報に触れにいく必要がある。タイムマシン経営が未だに成り立つのであれば海外のソースに触れにいかなければならない。どこの誰かも知らない人が訳した文章で満足していてはだめだ。もっといえばそこにいるならばやらないとだめだ。体験をかき集めて、感じなければならない。「Don't think,feel」とはブルース・リーもよく言ったものだ。試行と思考の蓄積がこれからも自分を形づけてくれていると思う。


ベース低いからまだ上がるんじゃないかなと思うし、上がる余地は見えているし全然満足できなくて毎日が辛い。ベースが低いから今もやれてるし工夫のしがいもある。自分はこの強みで大丈夫です。
さいごに全ての就活が苦手であろう内向的な人に自信を持って欲しいので以下を貼って本日は終幕。


Susan Cain: The power of introverts


僕のちかくからは以上になります。




アイデアの着想点

イデアの着想点に思いを巡らす

大学時代は映画のカットを何度も何度も観てその表現技法についてまとめたり、ひたすらホラー映画観させられたり、当時走りだったコミュニケーションデザインについて事例研究したり、と今思うと勉強らしい勉強を全くしてなかったなあと思う。特に興味を持ったのはTVCMとコピーライティングで、その表現技法はかなり研究した。昔とった杵柄というほどのものでもないが、いま蕎麦屋で流れていたCMが知っているパターンだったのでそのメモをば。 

シンドラーのリスト』は好きな映画の一つだが、1カット鮮烈に心に残っているカットがある。内容については割愛するが、ナチスドイツの占領下のポーランドクラクフを舞台に実業家であるシンドラーの心境の変化をモノクロで描く、儚くも美しい作品だ。
前述のとおり本作はモノクロなのだが、1カットだけ白黒のキャンバスに赤が混ざる。

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このモノクロと赤のコントラストが美しく、ひときわ目を引く。少女の可憐さ、儚さ、小ささが混沌とする背景から浮かび上がりより一層に鮮明に映る。カラー映画普及後のモノクロ作品にもコントラストを用いたカットは他作品でも見つかる。例えば『アーティスト』はサイレントモノクロームで描かれているが、1シーンだけ「声」が表現されている。サイレントからトーキーへの変遷を暗喩するコントラストが実に見事に表現されている。(これも好きな作品だなあ…)

この『シンドラーのリスト』の技法が使われているCMがある。ご存知ザ・プレミアム・モルツだ。

ザ・プレミアム・モルツ「夏09」篇

モノクロとのコントラストでビールが輝いて見える。商品の本質に回帰したすばらしいCMだと思う。ビールって黄金色で美しい飲み物なのだ。子供のころ父が飲むビールがやたらと輝いていた。憧れていたあの黄金色がビールの魅力だったのだ。

このCM以降、この技法を利用したCMが増えたように思える。
ちなみに先ほど観たCMは以下。


CHARMY Magica「マジカ モノクローム」篇/30秒/ライオン

これは正直技法の使い方が間違ってる気がする。まず色数が多い。視点がぼやけるため価値として置いている「汚れが以前より落ちること」に焦点が定まらない。また、背景が単色のため役所広司さんの顔ばかりが目立つ。(嫌に濃い)
ある種いい例なのだが、こういう後続ででてくるCMは手法にとらわれて本質を見失ってることが多い。アイデアの着想点がどこなのか考え、何故この手法を取るべきかが明確じゃないまま「なんとなくああいうの作りたい」で進行したのだろう。

建築業界にパターン・ランゲージという言葉がある。特定の状況で繰り返し現れる問題とその解決方法等を集めることで、暗黙知を表現・共有・活用する。問題の識別や視点の多角化に効果があるとされている。パターン・ランゲージの優れている点は、過程を明確にすることで成果物までたどり着く思考法を身につけることができる点だ。Magicaの例が失敗だと言いたいわけでは決してないが、成果物や小手先の手法論のみに目を向けるのではなく、背景やアイデアの着想点まで思いを巡らせることが重要ではないかなと思う。

僕のちかくからは以上になります。  

プロジェクト・デザイン・パターン 企画・プロデュース・新規事業に携わる人のための企画のコツ32

プロジェクト・デザイン・パターン 企画・プロデュース・新規事業に携わる人のための企画のコツ32

 

 

 

 

 

 

 

 

雑記:『空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか? ドローンを制する者は、世界を制す』を読んで

悶々と書く


食い草となるビジネスの種は自領域内(マーケティング)であればすぐ見つかるのだが、どうしても個人としてジリ貧に追い込まれるし、いまや市場が数的優位で如何にポジションとるかという終戦のフェーズに向かいつつある(オートメーション化が進行する領域にも関わらずにだ)ので、本質追及の武器に磨きをかけることと、領域外の仕事を如何に創るかが重要だと考え、日々悶々としている。


前者に関して絵は描けているので行動量に紐づく実業でカスタマイズしていけば、構想が現実に追いつくと思う。そこで今日書きたいのは後者の領域外についてだが、ただ悶々と考えていても自分という小さな枠組みから出られるはずもない。少しでも自分の足で人に会い、本を読み識者の言っていることを貪るように取り入れる。そしてリスクを取って実験を繰り返す。これしか前に進む方法はない。たとえ要領が悪くとも手触り感がないビジネスはスケールしないと思う。
 
そういう面で高城剛氏の書籍はどれも歯切れがよく、種となり得る問題提議が多く隠されている。(書籍化されている時点で書いてあることを今から実行しても遅いのだろうが…)
 

空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか? ドローンを制する者は、世界を制す
 

 

ヤバいぜっ!デジタル日本―ハイブリッド・スタイルのススメ (集英社新書)
 

 

 

2035年の世界 無料Trial版

2035年の世界 無料Trial版

 


前提として考えるべき点として『ヤバいぜっ!デジタル日本―ハイブリッド・スタイルのススメ (集英社新書)』に「デジタルだけで完結するサービスは2016年前後で大きな進化は望めなくなる」という旨の記載があることだ。 これは周囲を見回していてもそうだろうなと感じられる。市場に身を置けている(た)ということだろう。自分の感覚としてもどう考えても次は現実世界とインターネットの融合だ。その次とされるRNG(※)の領域までいくと少しわからなくなるが、マーケティングの世界でも生体観測という言葉が聞こえるようになってきた。所謂理系の時代を直接的に感じさせられるトピックスが目白押しだが、生き残らなければならない。
※R=ロボット/N=ナノテクノロジー/G=遺伝子工学

しばらく悶々としつつ、実験期にはいる。あと遊ぶ。

僕のちかくからは以上になります。

 




移民日記

はじめに

訳あってノマド的な生活が最近増えているのだが、一般的な会社での生活と変わったことを備忘録的にメモ。訳に関してはそのうち書く。

 

オフィス用の椅子は素晴らしい

1番意外だったのがこれ。カフェで作業することが多いのだが、カフェの椅子はあくまでコーヒーを飲むためのもので長時間PCで作業していると腰が痛くなる。そう考えるとオフィス用の椅子は長時間デスクワークをしていても腰への負担が少なかったように思える。ただ、これは椅子なのか体を動かさないことが原因なのかはまだ検証の余地がある。なんだかんだ自分の場合はオフィスにいながら散歩してアイデアを固めたり、打ち合わせにでかけたり…と体を動かしている時間も多かったように思えるからだ。

==
デスクワークの方必見!腰痛が驚くほど軽くなる3分でできる腰痛解消ストレッチ
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上記リンク先のストレッチを実施しても改善が見られないようであれば自宅の椅子の買い替えを実施しようと思う。

 

コーヒー代は馬鹿にならない

コーヒーをお店で飲むと400円程度かかってしまう。20営業日とすると8,000円/月。ヘビーユーザーの自分が何時間も同じコーヒーで保つわけないのでスタバが考えた画期的なマーケティング施策、「ワン・モア・コーヒー」を利用すべくレシートを提示しおかわりを仕入れにいく。という具合に考えると固定費が会社員時代より増えている。このマーケティングの循環だけで携帯一台契約できる計算になる。コーヒーマシン買う?いや管理コストが…。これは中期的に検討していくべき事項だろう。

 

部屋が綺麗になる

悪いことばかりではない。自分の場合、オフィス環境は衛生的ではないとだめだ。散らかっているのはインターネット上…と自分の部屋で十分 というタイプだった。そう、自分の部屋へ全く自制心が働いていなかった。本が山積み、服はたたまない、よくよく見るとフローリングに埃が積もっている…。後輩が泊まりにくることもあったのだが、よくこんな他人が作りだした劣悪な環境で眠れるなと思っていた。それがどうしたものかノマドの延長で自室で仕事する機会が増えてから綺麗になったのである。あぶれた本はチェストを購入しディスプレイ化し、クイックルワイパーでフローリングを一撫でしてから家を出る。そうなると欲が出てきてソファなんかも新調したくなってくる。(あれ?また出費が…?)ただこれは勉強しようとすると部屋が綺麗になる現象の延長かもしれない。要定点観測である。

 

生活の制御がしやすくなる

これもまだ始めたばかりなのでなんとも言えないが、友人が18時以降食べなかったら6ヶ月で20キロやせたと宣っていたので、詳細を聞いて一部真似し始めた。自分の場合20キロ痩せると病的な部類に入るので、20時以降の飲食を控えることにした。20時以降は口に入れるとしても水分と根菜を除いた野菜しか摂らない。主食を含めた食事はそれより前に。(個人的に飲み会は仕事なので目をつぶっている。つぶらせて?だめ?)ただ、昨日の内容踏まえて書くと自律性を利用した行動はこのようにしやすくなる。会社にいると20時以降に廉価で野菜仕入れるのが環境的に無理だったもん。意思の問題ではない。いまはスーパーで飼った80円のレタス1/4で2日は余裕。ドレッシングも自分で作ってしまうので脂質のコントロールも簡単。言わずもがな朝の目覚めはいいし、就寝から起床までで2キロ程度体重が減る。今日もいっぱい食べていっぱい動こうと思える。指標の目安もTarzanを購入して勉強したので自分でどこまでいけるかやってみようと思う。

 

さいごに

定期的にノマド日記も更新していこうと思う。今を書き残す重要性を昨今感じる。歴史は今の繰り返し。その時の感覚も感情も当事者しか持ち得ない。その時伝聞するか語り部になるかでいうと後者でありたい。老人のぼやきなんてうざったいだけだろうけど。

僕のちかくからは以上になります。

 

Tarzan(ターザン) 2016年 5月26日号

Tarzan(ターザン) 2016年 5月26日号

 

 

【書評】『やってのける ~意志力を使わずに自分を動かす~』

はじめに

最近読んだ本がめんどくさがりの自分にピッタリだったのでご紹介をば。 

やってのける ~意志力を使わずに自分を動かす~

やってのける ~意志力を使わずに自分を動かす~

 

僕は根性論が嫌いだ。もう嫌い。大っ嫌い。

よく聞く「ポジティブに行動する。」・「とにかく行動する。」
に対して「何故?」「何を?」「どのように?」…といちいち考える割と理屈屋さんで、扱うには面倒くさいタイプなのだ。
というか自分で自分を扱うのも面倒くさい。
兎にも角にもやってのけさせるのが大変なのである。
そんな私みたいな七面倒くさいタイプを理論でやってのけさせるには? ということで学びをまとめてみた。

ちかくにまなんだこと

①「証明型」と「習得型」の目標がある
②目的達成への焦点の当て方には「獲得型」と「防御型」がある
③「関係性」・「有能感」・「自律性」の3つの欲求
自分をコントロールする上でこの3パターンの組み合わせが重要とのこと。
まず、上記心理学に基づく3点を自分の解釈で簡単にまとめる。

①「証明型」と「習得型」の目標がある

目標には能力を示すためによい成果をあげることを重視する証明型(be good)と成長や進歩、技能の習得を重視する習得型(get better)の目標の2種類がある。

簡単な仕事は[証明型]の思考でこなすことで、速度感を持って進めることができる。
例えば、「メールの返信は1時間以内に行う」等の目標がこれに該当する。
個人的に普段から証明型の目標を念頭においている人ほど、困難に直面すると、いい意味ですぐあきらめる気がする。自領域以外では人に頼る術を持っているのだ。

[習得型]の目標を持っている人は過程を楽しむ。終わった後の成長も少し楽しみだったりする。ただ、この手の目標を持つ人材は抱えすぎてパンクするリスクも持ち合わせている。その上でそのリスクすら楽しんでしまうのが習得型の人間だと思う。

どちらが良いということはではなく、いまの目標が自分にとってどちらかを整理した上で進めるのが吉ではないかなと。ただ証明型の目標ばかりこなしていても、自分の枠からは出られないかなと思う。
自分の場合、証明型の目標は地固め、習得型の目標はチャレンジとして置いて走ることが多い。楽しいのは後者。血だらけになるけど血だらけにならないと次にでてくる[防御]も覚えられないと思う。

 

②目標への焦点の当て方には「獲得型」と「防御型」がある

簡単に言うと、物事を楽観視して進めることを[獲得型]・物事を悲観視して進めることを[防御型]と本著では指している。目標達成にあたり"得られること"を重視する人と、実施にあたって生じる"損失を考える"人がいるってのは組織ではよくあることだと思う。

獲得型の人は機会を逃すことを嫌い、リスク承知でできるだけ行動をとる。防御型の人はミスを犯すことを恐れ、確実な成功が期待できないと行動を起こさない。

なんとも防御型に良い印象を起こさない記載の仕方になっているような気がするが、これは結局経験量に基づく勘所の良さに紐づくと思う。経験量が多い人ほど手堅く重厚に物事を進めたがる。ただ、その手堅さ故に、速度が求められる業界ではある種時代遅れとなっている…と言うのは一介のビジネス現場のベテランと若手間でおきているあるあるではないだろうか。時代の流れには逆らえない。重要なのは経験を無下にせず防御したい対象がなんなのは言語化し、目標達成に向かう(向かわせる)ことではないかと思う。

 

③「関係性」・「有能感」・「自律性」の3つの欲求

目標を達成するにあたって、人間の基本的な欲求を満たす必要がある。代表的な欲求として挙げられているのが[関係性]・[有能感]・[自律性]の3つ。[関係性]は人間関係、[有能感]は技能向上、[自律性]は情熱や価値観とそれぞれ言い換えることができる。

ここで深く述べるべきは自律性だ。自分の経験を踏まえても、本著に記載がある「興味がある」・「楽しそう」・「自分の特性や価値観に合っている」という感覚を持っているときは自発的に行動ができていると思う。
その行動に対する結果がたとえうまくいかなかったとしても、自ずと他二つの欲求も満たせていることが多い。

心理学の観点で述べられている[内面化]が起きているのだろう。内面化とは外的な規範や欲求を自分ごと化して価値を感じることを指す。人に何か指示をする際には、「内面化させるにはどうすればいいか?」を考えて行動を促す必要がある。そうすると自ずと「何故」と「選択」を用いたコミュニケーションになるのではないだろうか。

①〜③の活用

第6章に詳しく記載があるのでここでは一部簡単にまとめる。

A:簡単なことをするとき⇒証明型×獲得型
B:スピードが必要なとき⇒獲得型
C:正確さが求められるとき⇒防御型
D:創造性が求められるとき⇒獲得型×自律性
E:過程を楽しみたいとき⇒習得型×自律性

普段自分の体が動かない時、それぞれの目標設定や紐付ける欲求の方向性が誤っていることが多いように思える。
例えばBで、上司に「この指示をすぐやってくれ」と言われたとする。それに対し「これをすぐやる意義は?」と考えてしまうのは方向性を誤っている。「この指示をすぐやることでこの人の信頼を得ることができる」と関係性と自律性を紐付けて指示を全うすると行動から達成までがスムーズになる。
自分の場合、この誤った思考パターンに陥っていることが多いので、短期的な目標設定や実務を行うことが苦手だ。それがわかっただけで思考の癖を正す意思が生まれる。志向のパターンが顕在化がする本は儲けものだと思える。

さいごに

今回の1番の気付きは「why」を考えることが短期的にみるとマイナスに働くこともあるということだ。いつかサイモン・シネックの『ゴールデン・サークル』についても書くかもしれないのでここでは控えるが、個人を動かす上での目標設定とその焦点、欲求について頭のなかで整理をつけて行動を起こしていきたい。
今年読んだ中でおすすめの部類に入る本なので是非興味ある方は読んでいただきたい。Kindle版が出ていないかつハードカバーなので抵抗感がある方もいると思うが…オススメである。

僕のちかくからは以上になります。

やってのける ~意志力を使わずに自分を動かす~

やってのける ~意志力を使わずに自分を動かす~