ちかくにまなぶ

近くから学んだことを書き残すブログです。

【雑記】第三者として組織に関わること

怪しい人の処世術

1人で大きな仕事はできないってのが自分の信条で、そのためには否が応でも組織と関わることになる。その時の関わり方を今後に備えて考えていかないとなあと思ったので書いていく。
当面は個人として動いていくので、外部から組織へ「個人」として投入される機会が増えることになる。要は怪しい人だ。アイ・アム・ア・ストレンジャー。ほんで一般論として、外部から組織を良くするための人材がコンサルティングのような形で入ってきてワークしないってことは結構あるのかなと思っていて、その理由は部分的にしか組織に関わらないからなんじゃないのってのが今日の本筋。
例えば「人事制度を良くしたいから」って理由で入ってきたコンサルタントが経営者と人事部の責任者とのみ関わるみたいなことってよくあると思う。責任者が問題を把握できていれば円滑に進むことはあるのだろうけど、それでも部分最適にとどまると思う。コンサルとして入ってきた人材も大きな大志を抱いていない限り、仕事を言われる範囲内に制限してフィーを得ようとするんじゃないだろうか。この場合だと入ってきた人材のスタンスにそもそも問題があるが、考えるべきは第三者として入ってきたコンサルのステークホルダーとのコミュニケーションだと思う。
半沢直樹』然り、トレンディドラマを観てると出世しようと考える嫌な奴キャラは上席となる「えらい人」の評価のみを気にするコミュニケーションを行う。そういうキャラは献身が出世につながると考え、実際それなりの地位についてたりする。和の国・日本。我が身を粉にしてあなたにお仕えします候。と考えてしまうとこうなる。このコミュニケーションの全てが間違っているとは思わない。ただ、考えるべきは、その仕える人に費やす時間が源泉となる収益にどの程度相関するのかということだ。殿に仕える仕事は販管費含めると、赤字でした候じゃ話にならない。お仕えした時間にインパクトにつながらないのだとしたら殿が実行者ではないからだ。密な時間を過ごした殿個人の問題解決につながったとしても、組織の問題解決に繋がらず収益や成果に繋がらなかっとしたらコンサルティングしたプロジェクトしては失敗と言える。机上の空論だけがそれっぽく出来上がり、実行する側は問題意識や自分事化できていないから一向に進まない。だらだらと時間がすぎる。まあそういうのつなぐのが社内の中間管理職ってやつなんだけどね。今日はその辺無視。上位レイヤー(殿)・現場・コンサル(ストレンジャー)の三者間のコミュニケーションとして話を進める。

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結論として組織から見たら第三者であるストレンジャーは真ん中に立つってのがいいと思うんだよね。階層化されていたとしても、ネットワークとして捉え真ん中に立つ。そしてハブになって課題を吸い上げていく。ハブとなることで現場との関係値も上がり、実行力もついてくる。全員が全員に関わるってのは難しいのでコアとなる人物は選ばなければならないと思うけど絶対にえらい人以外にも関わる時間を増やすべき人はいると思う。短期的な施策立案の速度は落ちると思うが実行力を重視しないかぎり、投下時間と収益増加の相関度は上がってこない。長期的な視点で見た時現場メンバーが出世することもあり得る。その時片道切符の島流しにになるかならないかは仕事の対価次第だけど、一緒に仕事した時間がある人かない人かであればしたほうがある人のほうがいいにきまっている。その時成功に導けているかいないかは自分の実力次第。ごますりの能力に磨きをかけていてもいつか必ずボロがでる。
ただ、組織の立場関係って本当に難しいと思ってて、今後も考え続けるんだろうなと思う。会社の人とは単純計算で年間1900時間以上の時間を顔を合わせなければならない。そうなると言いにくいことや潜在的にある課題を慢性化させてるって往々にして出てくると思う。その部分を取り除くことを第三者として行えると、ストレンジャーさんが介在する意義はあるのかなと思う。時代の変化の中でも人と人の関わり方は変わらない。立ち向かっていこう。
乞われたら結果を出す。倍返しだ。

 

僕のちかくからは以上になります。

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