【元フリーランスが教える】独立までに知っておきたかったお金・申請周りのあれこれ
はじめに
僕はもうフリーランスをたたんでいるので偉そうな事言える立場ではないのですが、最近独立される方が周りでも増えてきました。
独立を促すメディアは多くあれどいざ独立してみると情報量が意外にも少なく、欲しい情報になかなかたどり着けなかった記憶があります。
今回は独立当初に自分なりに工夫したことを備忘録として残しておきます。
開業届と青色申告申請書を出そう
出す時は緊張しますが案外あっけないです。
記載はこちらのリンクがわかりやすいです。
http://uguisu.skr.jp/tax/kaigyou.html
正直なところ郵送でも、提出に関しては問題ないです。
今年申告分の申請書は時間がもったいないので郵送で出しましたが、普通に判子押されて返ってきました。
(1月まで個人事業主としての収入あったため、確定申告用に一応だした)
保険と年金の申請をしよう
国民健康保険に入るのが基本ですが、自分の場合は前職の保険を任意継続しました。
これは会社員の時の福利厚生諸々(健康診断とかが安くなったりね)が個人事業主でも適応できるというものです。
条件は厳しいですが、料金としても国民健康保険よりは安くなる場合が多いので活用できるのであれば検討してもいいと思います。
ビジネス用の口座をあけよう
請求等の先々を見据えた上でも個人用とは分けといたほうがいいと思います。
年収と年商がわからなくなっている個人事業主よくみかけます。
正直自分もそうでした。
まあこの年収と年商の歪みを利用するのが個人事業主のメリットの全てな気はしますが、元の貯金等がある場合はややこしくなるのでわけておくほうがいいのではないでしょうか。
口座は一先ず開けばどこでも問題ないと思いますが、僕はジャパンネット銀行をあけました。
試してないですが、独立初年度メガバンクは開けられないんじゃないですかね…。
開設時に事業紹介のためにウェブページや資料が求められますが、ウェブページつくらずパワポで大丈夫です。
開設までに結構時間かかった印象があるので独立が決まったらすぐに動きましょう。
開設後は会計ソフトとの連携も問題なく、普通に使う上では不便を感じなかったです。
あるとすれば、ATMがたまに使えないところがあるくらいでしょうか。
クレジットカードを作ろう
これ最重要事項とも言えます。
個人カードを使えばいいじゃないかという方もいると思いますが、
個人カードの殆どは規約上ビジネス決済に用いるのはNGとなっています。
正直バレないですが、これもビジネス用と個人用を併用しないほうが望ましいと言えるでしょう。
以下のカードは推奨です。
<個人事業主でも作りやすいカード>
-オリコ
-アメックス
-楽天
上記を普通に作ってももちろんいいのですが、アフィリエイトプログラムのセルフバックプログラムを利用するといいと思います。
<できれば独立前に作っておくべきカード>
Suicaはオートチャージのほうが便利です。
普通のViewカードでもいいのですがビッカメのカードのほうがお得です。
どうせ領収書も切れないので利用分を出金伝票でまとめて計上すれば交通費精算も楽だし建て替えに対するエビデンスにもなり得ます。
会計ソフトのアカウントを取ろう
これは一瞬でアカウントが作れるので銀行口座・クレジットカードが準備できたらアカウントを取りましょう。
確定申告の手間が本当になくなります。
UIは以下が評判がいいです。
会計ソフト freee (フリー) | 無料から使えるクラウド会計ソフト
僕はfreeeを活用していました。
家事按分も最後にできるので家賃等も自分の家賃を100%で入力しておいて大丈夫です。
領収書に関しても電子保有が認められてこちらでクラウド管理ができるようになりました。
経費の支払いは基本的にクレジットカードでしよう
個人事業主支払いは遅く、入金は早くが鉄則です。
交通費等カード支払いができない場合に備えて出金伝票を買っておくのも基本です。
支払いをカードにしておくメリットは支払いサイト以外にもう一つあります。
会計ソフトへに入力がほぼ自動化するのです。
つまり領収書を見直して再度入力する手間(結構面倒くさい)がなくなります。
もちろんそのための領収書は保持しておかなければいけませんが、自動入力されるだけでだいぶ心の余裕が違います。
キャッシュレスの波にのりましょう。
公共料金と税金の支払いもカードでしよう
公共料金もカードで払いましょう。
ちょっと申請をかけるだけで払い忘れるリスクがなくなりますからね。
また、2017年から税金の支払いもカードでできるようになりました。
僕は昨年の申告分はクレジットで払いました。
その分各カードのポイントがつくというわけです。
事業継続に前向きで一定の利益が見込めている場合
小規模企業共済に申し込んでもいいかもしれません。
納付分を経費扱いできて個人事業主の退職金として有名です。
http://www.smrj.go.jp/skyosai/index.html
僕はやりませんでしたが、これやればもう少し税金を圧縮出来た気がします。
確定拠出年金等も手段としてはあるのでここは調べましょう。
基本的な財務の勉強としてのオススメ本
経費の使い方を中心に勉強を進めましょう。
以下の一冊は網羅性が高いかつゆるく進めてくれるのでおすすめです。
まとめ
創業初期は[収入]ー[支出]の[支出]を如何に小さくするかに焦点を当てて動きましょう。
情報は無限にありますが、基本的には動いてみればわかるものです。
そしてインターネットは冷たいですが、税務署の人は思いのほか優しいです。
臆せずやってみましょう。
僕のちかくからは以上になります。