騙れ青天井のブルース
マーケターが使う僕の嫌いな言葉に「青天井」というのがあります。
天井が見えない、つまり底なしという意味です。
用途はこうです。
「○○案件は獲得できれば予算、青天井だから!」
僕は毎回思うんです。
「じゃあ商品全部買うからその分の予算ください。」
わかると思いますが、これは無理です。
この場合であれば「顧客の利益を保証した範囲で予算がでる」という意味が含まれていて、利益が見込めない僕の提案は取り下げとなります。
…ということは天井見えてるよね。
見込み顧客の総定数を算出すればいいし、SaaSでもない限り在庫に限りあるよね。
こういう言葉の使い方をする人とは基本的にいいお仕事ができると思えません。
これをコンサルの世界では要件が「オーダーになっていない」と言い、
そもそもの要件の整理をし言語化することまでもがコンサルティングの仕事になっている場合が多々あります。
「マーケティングプロジェクトの入り口」を4つに整理してみた。 | BLOG | ベストインクラスプロデューサーズ | デジタル時代のマーケティングプロデューサー集団
けどそれって自分の事業を考えればわかることじゃない?
要件を整理するのもマーケターの仕事じゃない?
もっと良いオーダーができれば適正に予算が使えるんじゃないの?
僕は青天井という言葉を使うマーケターが大っ嫌いです。
うそ。ある意味大好きです。
僕のちかくからは以上になります。