お化け屋敷に一回ゴールから入ってみたい
最近マンガアプリでよくマンガを読みます。
「紙のジャンプなんてもう重くて読めないわ!」なんて華奢なことを言い始めそうな勢いです。
読んでいく中で、各社キーコンテンツにグロテスクなホラー・サスペンスを置いてることが気になり、ちょっと何個か読んでみました。
実はあんまりグロ系の描写好きじゃないんですけどね…。
見つけた仮説
そして一つ仮説が立ちました。
(´-`).。oO(グロ系の漫画ってなんで読み進めちゃうんだろうって考えたら、ただただオチが知りたいだけね。出口のないお化け屋敷入るのが嫌なのね)
— コマさん (@4GEKI) 2017年7月15日
グロ系のコンテンツはお化け屋敷なのです。
入り口でお化けが登場し、うぎゃーとか言いつつ数々のアトラクションを乗り越え、最後まで行き着きたい一心で読み進めていくのが楽しいのです。
(グロ系作品はその最後が腑に落ちない作品が多いことも分かり始めたのですが…)
そう考えると、連載中なら心配ありませんが、完結作品だとひねくれてる人間は最初と最後だけを読みそうです。
そう、「オチだけわかればいいやー」と言い『ONE PIECE』と『HUNTER x HUNTER』を途中で読むのを辞めたあなたのことです。
一本道にしないこと
単行本であれ、アプリであれ、マンガの話数を読んでもらうことが売上につながります。
つまり、そういうひねくれた人たちに過程を読ませたほうが得になります。
その結果、「え?なんでこいつ仲間になったの?」とか「あれ?主人公死んだの?」みたいな展開が生じることになり、そのような作品のほうが熱狂的なファンが多い気がします。
当然意外性を仕込むだけが全てではありません。
最終的に物語がつながる伏線を張り巡らせることが必要になります。叙述トリック的にする必要はありませんが、最終話を「今」としたとき「過去」が、気になる仕掛けが必要になるということかなと思います。
現に、『ONE PIECE』や『HUNTER x HUNTER』のように伏線だらけと言われてる作品であれば、連載終了後確実に読み返す必要性が生じるでしょう。
そういった作品は、出口までが複雑化しているため、結果として話数を読んでもらえる作品となり、稼げる作品になると仮説立てることができます。
一方書いていて思ったのは『水戸黄門』のような勧善懲悪の「お決まりのパターン」がほしい時もあるよねということです。それに関してはまた今度書こうかなと思います。
僕のちかくからは以上になります。