ちかくにまなぶ

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【書評】ギグ・エコノミー

ギグ・エコノミー 人生100年時代を幸せに暮らす最強の働き方

共感と反論が入り交じる読後だった本著。ギグ(即興)とエコノミー(経済)という新しいキャリアの形を提唱します。昨年フリーと会社員の狭間にいたからこそ感じた違和感だったと思います。一瞬でも回したから思うのですが、フリー礼賛の流れにはちょっと違和感があります。

WHYなき独立をして独立後迷っている個人もちょいちょい見かけていて、自分もその1人だったわけですが、本著がそのアドバイスを送る立場としてはどちらかというと、甘い蜜的なポジショニングを取っているように思えました。本著の指すとおり、多少のスキルがあれば独立して報酬をもらうこと自体は正直イージーです。それよりも「その先」を持っているどうかのほうが重要だと思っています。自分の人生のミッションを持って、どの苦痛を生きるのか覚悟するってことですね。そのへんは『それでも人生にイエスと言う』に厚く、いま完読直後で影響を受けています。 

それでも人生にイエスと言う

それでも人生にイエスと言う

 

 ただ、実感として、本著が指す時代である「ギグ・エコノミー」は現代で既に起きていることです。

自分もフリーを経験したことでかなり仕事がしやすくなったなと感じています。各方面のスペシャリストとのつながりが増えたことで、自分自身を自由にしてくれる機会になったと思います。クラウドソーシングのような実態が不安定なつながりより、そういう血の交わったつながりを引き続き増やしていきたいですね。

 

僕のちかくからは以上になります。

ギグ・エコノミー 人生100年時代を幸せに暮らす最強の働き方

ギグ・エコノミー 人生100年時代を幸せに暮らす最強の働き方

 

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