【読書感想】内向型を強みにする
あーやっぱりそうか
先日こちらのエントリーを読んで興味を持ち、軽い気持ちで本著を読んでみたのですが、ドツボにはまってしまいました。
こちらのエントリーに概要は書いてあるのですが、本著には内向型人間とはなんたるかから如何に生き抜くかについてついて書かれています。
少し書いていきます。
内向型の人間とは?
そもそも内向型の人間とはどんな人間なのでしょうか。
本著を読み以下の解釈をしました。
- アイデアや感情イメージからエネルギーを得る。
- 集団から一歩距離を置いて考える。
- 濃度高く体験を享受し狭く深く考えたい。
- 詰め込まれるとパンクする。もしくはどこかに歪みが生じ始める。
- 自分のペースから逸脱しないようにセルフマネジメントがものすごく重要
車に例えると、突き詰めた一つの能力は高いけど、めちゃくちゃ燃費悪いランボルギーニみたいな感じかなと思いました。それに全力疾走促したらどうなるかというと、すぐガソリンきれちゃうんですよね。
自分は内向型の人間なの?
本著の序盤には自分が「外向型」か「内向型」がわかる30のチェックリストがあります。こちらのチェックリストは導入の意図があるため多少バイアスがかかっている可能性もありますが、僕はそのチェックリストの27/30当てはまってしまいました。ド内向型の人間じゃんってことです。
一例として、ここでは本著冒頭の簡略版を一部抜粋します。当てはまったら内向型の気質があるかもしれません。
●自分ひとりか、二、三人の親しい友達とくつろぐほうが好ましい
●たとえ楽しいことでも、外で何かしたあとは、休息をとる必要がある
●無口で冷静に見え、観察するのが好きである
ちなみに上記3点に関して僕は全て当てはまります。
社会人的にこれ大丈夫かと少し気落ちしましたが、思い返せばあれもこれもとつながっていきました。
内向型は人間関係に対する燃費が悪い
自分は人間関係に対してとても燃費が悪いです。決して人間関係を築くのが嫌いではありません。でも大人数で一定の時間いるとどんなに親しい仲でも疲れてしまいます。
本著では頻繁に「刺激過多に陥る」という表現を用いますが、まさしくそうなのです。
集団で放っとくと一人ひとりの話した言葉や所作を延々と考えてしまって、思いを巡らせ続けてしまうことがあります。
自分の発言をあの人気にしてたかなとか延々と考えて憂鬱な気持ち陥っていることも頻繁にあります。大抵は自分の気にしすぎで何も問題ないのですが。
逆に、内向的な能力がよく働く場面としては、こんなことがあります。
例えば、会議で「あの人そんなこと言ってた?」みたいなワードを拾えてて驚かれたり実際にそれが提案の役に立ったり、前職の時は「全然見てなさそうなのに色々な人のことを見てて驚く」みたいなことをよく言われてました。
あとその中で「あなたとなら2人で延々と話せる」と言ってくれる方もたまにいます。
このように、僕は一人ひとりとお話したりコミュニケーションを取ることは嫌いじゃないですし、むしろ好きです。
ただ、各々を個別化して見てしまうところがあるようで、大人数だとエネルギーを使ってしまってる気がします。
なので、休み休みじゃないとしんどいんです。1人になりたい日はそっとしててほしいのです。こんな風に思ってるのにそれでもまた誰かといたいと思うのは本当不思議な事だなと思います。
内向型人間はあなたの側にも存在している
ここまでの内容を「ただの言い訳だろ」と受け流してしまう人がいることも重々承知していますが、多様化された社会を機能させるのにはこのような存在を認知する必要があると思います。
人間関係は常に凹凸です。人間関係を繋げるためにはこういう凹んだ人たちも必要なんじゃないかなと自分を励まして締めようと思います。
僕のちかくからは以上になります。
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