無意識という轍
何事も体験してみないとわからない!を信条にしたいなと思っていて、簡単にできることはできる限り体験してみることにしています。
今回は話題のBASE PASTAを試してみました。
「完全食」という言葉を耳にしたことがある方も多いと思います。簡単に言うと、栄養価がパーフェクトな食べ物です。ソイレントのような粉末形式の物が先行していますが、このBASE PASTAは固形物の体を取っています。個人的にはこちらのほうがオーソドックスになるのかなと思っています。
習慣にないものは馴染まない
「人間の行動の97%は無意識である」という統計データがあります。夜になったら寝る、朝起きたら歯を磨く、水の中では息を止める。これら経験から身についた行動を無意識のうちにこなしてると言えます。つまり、殆どの行動が習慣から行われているということです。禁煙など悪い習慣を変えるのに苦労したことがある人も多いと思います。そう考えると、人間の行動を書き換えるのは骨が折れることだということがよくわかります。
ここで「食べる」ということを考えてみると、ソイレントのような粉末型の食べ物を口に入れるという習慣は僕にはありません。プロテインのように運動後とタイミングの決まった新しい習慣であればまだしも、夕食の代替品となると行動の書き換えに時間にかなりの時間を要しそうです。その意味合いでいうとBASE PASTAのような、習慣の書き換えを要さない新たな食べ物のほうが根付くイメージを描くのは容易だと言えます。
ちなみに今回はペペロンチーノにしていただきました。イタリアの塩むすびというだけあってペペロンチーノは抑えておきたいメニューですね。
レシピはこちらのブログを参考にしました。
既視感ある未来こそ進むべき道
近年先進的であると同時にどこか不自然なものが続々と世の中に登場していると思います。VRが最たる例です。高度なテクノロジーだと思うワクワクする気持ちとは裏腹にその不自然さにどうしても目がいってしまいます。それはいままでの習慣からかけ離れたものであるがためです。携帯電話の発展という下地があったスマホの時とは訳がちがうのです。前述の通り、素地がない未来を作るにはを習慣を作る必要があります。その遠回りをするか、習慣に溶け込ませるかが、分岐点になる気がしてならない今日この頃です。人が通った轍を無視しすぎると人は動かないのです。
完全食の市場がどの程度盛り上がるか僕にはわかりませんが、無意識に栄養価の高いものを口にできるならそれはとてもいいことだなと思います。まだちと高いので市場が活性化して購入価格帯まで落ちてくる日がくるといいなと思います。
僕のちかくからは以上になります。