ちかくにまなぶ

近くから学んだことを書き残すブログです。

適応障害と診断された話 その2

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状況について

先日からの経過をメモしていきます。特に変わったことはないものの、徐々に社会から切り離されてる感覚がありやや危機感を感じ始めています。まあ慌てずいきましょう。

chikakuni.hatenablog.com

通院状況

大体隔週ペースで通院をしています。まさか血液検査されたりするとは思わなかったものの、特に大きな問題も見つかることなく診療が進んでいます。最近思うのは自分は適応障害の症状としてそこまで重くなかったのかなということで、それより自分の人格形成だったりの方が問題が大きいと思い始めていてます。それは結局自己解決していくしかないと思っていて、認知心理学の本買ったり、カウンセリングだけ人変えてみようかなとか色々思案しています。

診療について

この前診療の際につい「これ治るってどういう感じなんですか?」と聞いたら返ってきた言葉が印象的だったので書いておきます。

「時間利用の主体が自分になってきたら大丈夫です。」

ほう。それはいつから自分が失った感覚なのだろう。例えば昼寝するとして「なんとなくうとうとしてきて寝ちゃったなあ」ではなく、「自分の休養のために昼寝した」と捉えることができるか。ここまでWhy文の返答みたいにならなくてもいいですが、自分の選択に対して肯定感が出てくるといいみたいです。

最近読んだ本『あなたの不安を解消する方法がここに書いてあります。』

先日吉田尚紀さんの『 あなたの不安を解消する方法がここに書いてあります。(14歳の世渡り術 )』 を読みました。

その中で「プライド」の対となる概念として「セルフエスティーム」という言葉を紹介していました。

自信には、  ①プライド  ②セルフエスティーム  という2種類があります。   ①のプライドとは、社会と結びついていて、周囲との比較でつくり出される自信です。たとえば、「自分は有名人と知り合いだ」や「偏差値の高い学校に通っている」といった、あくまでもある社会の中で自分が高い位置を占めていることに安心して成り立つ価値観ですね(もし世界が滅亡してひとりだけ生き残ったとしても全く役に立たない自信、とでも言っておきましょうか)。 対する②のセルフエスティームとは、そのまま日本語にすると「自尊感情」。社会とは切り離しても、自分自身を信頼できる自信です。ただ、自尊感情というとなんかかっこ良すぎるので、ここでは「よくわからないけど、自分は大丈夫」という謎の安心感としましょう。

はっとさせられました。「ああ。おれプライドで戦ってきたんだな」と。 特に社会に出てからそれが顕著になったと思っています。自分はコンプレックスの塊で、どことなく人に対して少なからず劣等感を抱いています。決して人のせいにするわけではないですが、親が比較対象として自分(子)を見る人間だったというのも多分にあると思っています。

一方先程の引用に続く、以下のような人もいて、

あなたの周りに、本当の意味でみんなに好かれている、特に何かに詳しいわけじゃなかったり、成績がパッとしなかったりしたとしても、やけに毎日楽しそうに過ごしている人っていませんか? 変に構えないから話しかけやすいし、周りからも愛されていたりする。要するに、感じがいい人たちですね。 そういう感じがいい人は、総じてセルフエスティームが高くて、プライドが低い傾向にあります。自分自身をしっかり保っているから、誰かと比べて誰かをおとしめることもないし、自分も卑屈になったりすることはありません。

こういう人たちを恨めしく思う気持ちもありました。特に自分は仕事で人にお腹出せないんですね。よっぽど信頼してる人や条件が満たせていないと無理だと感じてしまう。良くも悪くも仕事は求められてる領域に対して、期待以上の成果を返さなければならないと勝手に決めつけて取り組んでいたこともあります。それができてやっと人格が認められる、つまり市場(人)と比較した成果に固執してたんですね。プロ意識を履き違えていたのかもしれません。お金をもらう上でときにそれは必要不可欠な場合もあります。ただ、その意識がやや過剰に働いていた時もあったのかなと。肩肘張らなくても知識は腐らないので少し力を抜いて取り組んでみようと思います。

裸の王様になる前に

気分的にはだいぶ前向きになってきたと思っていますが、まだあまり眠れなくて早朝覚醒は続いています。 “Uneasy lies the head that wears a crown.“(王冠を戴くものは安心して眠れない) なんて言いますが王冠も要はプライドです。裸の王様になる前にセルフエスティームを高めていければと思います。おれ何してる時が楽しいんだっけなあ。

僕のちかくからは以上になります。

いやな気分よ、さようなら コンパクト版

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