ちかくにまなぶ

近くから学んだことを書き残すブログです。

【読書感想】プロフェッショナル・プレゼンテーション

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プロフェッショナル・プレゼンテーション

データを使う仕事をしている手前、人にレポーティングする機会は多いです。事業会社であれば上長、広告代理店であればクライアントと報告する相手は変わりましたが、伝えるべき内容、つまり「メッセージング」する内容は殆どかわりません。その中で参考にしている本が今回紹介する『プロフェッショナル・プレゼンテーション』です。

プロフェッショナル・プレゼンテーション (アクション・ラーニング・シリーズ)

プロフェッショナル・プレゼンテーション (アクション・ラーニング・シリーズ)

 

タイトルの通り、プレゼンテーションそのものにフォーカスを当てた内容となりますが、個人的には物事を伝えること=プレゼンテーションだと思っているフシがあるため、今回は本著で説得的プレゼンテーションとして述べられている論証の作り方について書いていきたいと思います。

3つのメッセージ手法

本著では論証の作り方として以下の3つのメッセージを紹介しています。

  • 事実メッセージ

  • 評価メッセージ

  • 政策メッセージ

それぞれについて例をあげて簡単に説明します。

事実メッセージ

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事実メッセージとは、事実を伝えるための伝え方です。この例では「山田さんのテストの点数が平均点以上である」という事実を伝えるために、各教科の結果を論拠となるデータとして提示しています。このデータがあれば伝えたい事実は疑いようがありませんね。

 

評価メッセージ

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評価メッセージとは、物事の評価をするための伝え方です。まず評価の定義を決めます。ここでは「山田さんが優秀である」ことを伝えるために優秀の定義を2つ定めています。この定義をクリアしていれば山田さんは優秀であると言えるということです。定義を先に定めることでデータの抽出も明確になりますね。

政策メッセージ

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政策メッセージとは、提言を与えるための伝え方です。提言に対する必然性を述べ、その効用を伝えます。人を導くためにメリット(とデメリット)を伝えるというわけです。それに対して実現可能性がなければ意味がありません。それを述べることで政策メッセージは完成します。

ただ、あくまでここまでは論理力の構成です。提言するためにはそれに加えて説得力が必要になります。

[説得力]とは、[論理力] × [判断基準]であると本著では定義しています。つまり、評価対象となる人が何を重視しているか把握していることが重要になります。どんなに論理が完璧でも、求めていないものを与えていれば無意味ということですね。ビジネスの場で、ボタンの掛け違いが起きるパターンはこういう場合が多いです。

 

レポーティングすべき内容とは

本著を読んでからレポーティングに対する流れは以下の内容を意識しています。

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現状⇒課題⇒対策という一般的な空・雨・傘のフレームを意識するのは当然のことですが、それを3つのメッセージ手法で解釈すると以下の形になります。

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3つのメッセージングを用いながら、論理を構成することでレポーティングの納得度が高まります。その中でも特に、政策メッセージを厚めに構成することで次の展開を議論する時間が多く取れます。ビジネスは前に進めなければ意味がありません。レポーティングもそれを意識した形にすると良いと考えています。

 

おわりに

ここまでは自分の経験に基づいた解釈が多く含まれていますが、本著はプレゼンテーションを体系的に学び直すのに相応しい内容となっています。ビジネスのコミュニケーションにおいてプレゼンテーションは避けて通れない道です。本著でプレゼンテーションの手法を改めて学んでみるのはいかがでしょうか。

 

僕のちかくからは以上になります。

プロフェッショナル・プレゼンテーション (アクション・ラーニング・シリーズ)

プロフェッショナル・プレゼンテーション (アクション・ラーニング・シリーズ)

 

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【読書感想】クイズで学ぶデザイン・レイアウトの基本

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クイズで学ぶデザイン・レイアウトの基本

僕はデザイナーでもなんでも無いのですが、Webデザイナーや動画製作者と関わることは機会は多いです。

なので会話にあたって自分の視点を伝える必要があります。

その精度がを高めたいなあと思い、今回この本を読んでみました。

クイズで学ぶデザイン・レイアウトの基本

クイズで学ぶデザイン・レイアウトの基本

 

デザインは基本的には説明できるものだと思っています。

この本はABのクイズの正解を理論を元に解説してくれます。

デザインに「正解」というとなんだか違和感がありますが、正解に対する理由を明確に示すことで再現性を高めていくという意図であれば問題ないかなと思います。

何よりも大事なのは正解に対して「説明できる」ということです。

 

わからないからと言って「いい感じで!」で済まさない

クイズの例としては映画のポスターはABどっち適切ですか?

という問を元にビジュアルを見て、ABを選びます。

その際に何故Aを選んだのかを自分の中で説明できなければなりません。

 

これは普段の制作物に関わる上でも生じることです。

依頼したデザインが想像とは異なる仕上がりででてくる。

こんな経験はないでしょうか。これは自分の感覚を言語化できていないからです。

デザイナーと依頼者である自分の間に共通言語を持つことに意義があると僕は思います。

自分がデザイナーではないからって何事も「いい感じで!」済ませるのではなく、技術に歩みよる意識を常に持っていたいと思う今日この頃です。

 

僕のちかくからは以上になります。

クイズで学ぶデザイン・レイアウトの基本

クイズで学ぶデザイン・レイアウトの基本

 

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イキな男

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どうせならイキな男になりてえなってのが最近思うことです。

銀魂とか見てるとやけにイキなこと言うじゃないですか、あの天パーダメ男の銀さんが。

本来の「意気(粋に非ず)」の意味とは少し離れるのですが、僕にとって「意気」は、”どこか抜けてるけど、洗練された心や所作の在り方”というのがしっくり来ます。言っちゃえば寅さんですよ。日本の「イキ」と言ったら。

 

そんな僕が最近イキだなと思ってるのは近所のラーメン屋の店主です。

ramendb.supleks.jp

家が近いので何度か通ってるうちに病みつきになってしまい、足繁く通ってるお店の一つです。ラーメンの味はもちろん保証付きですが、店主がどこか抜けてていいんですよね。

 

例えば、ポケモンGOが流行ったときには「ボケモンはここにいます」と張り紙張っていましたし、炊飯器入れ替えたときは包み隠さず「これで炊いてるから粒が立ってます」と張り紙をしていました。

抜けてるというか、あっけらかんとこういうこと言える様がいいんですよね。ただただ僕が三枚目を好きなだけかもしれません。

 

この前も小気味良いやり取りがあったので備忘録として残しておきます。

 

お客:「ごちそうさま。冷やし(ラーメン)いつまで?」

店主:「赤とんぼが飛ぶまでです」

お客:「じゃあ網張っときますわ」

 

あれ?客もかっこよくないですか?

こんなイキな男に僕はなりたい。

 

僕のちかくからは以上になります。

寅さん語録

寅さん語録

 

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無意識という轍

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何事も体験してみないとわからない!を信条にしたいなと思っていて、簡単にできることはできる限り体験してみることにしています。

 

今回は話題のBASE PASTAを試してみました。

【お得な3個セット】完全栄養パスタ BASE PASTA 145g

【お得な3個セット】完全栄養パスタ BASE PASTA 145g

 

 BASE PASTA(ベースパスタ)|ベースフード株式会社

「完全食」という言葉を耳にしたことがある方も多いと思います。簡単に言うと、栄養価がパーフェクトな食べ物です。ソイレントのような粉末形式の物が先行していますが、このBASE PASTAは固形物の体を取っています。個人的にはこちらのほうがオーソドックスになるのかなと思っています。

 

習慣にないものは馴染まない

「人間の行動の97%は無意識である」という統計データがあります。夜になったら寝る、朝起きたら歯を磨く、水の中では息を止める。これら経験から身についた行動を無意識のうちにこなしてると言えます。つまり、殆どの行動が習慣から行われているということです。禁煙など悪い習慣を変えるのに苦労したことがある人も多いと思います。そう考えると、人間の行動を書き換えるのは骨が折れることだということがよくわかります。

 

ここで「食べる」ということを考えてみると、ソイレントのような粉末型の食べ物を口に入れるという習慣は僕にはありません。プロテインのように運動後とタイミングの決まった新しい習慣であればまだしも、夕食の代替品となると行動の書き換えに時間にかなりの時間を要しそうです。その意味合いでいうとBASE PASTAのような、習慣の書き換えを要さない新たな食べ物のほうが根付くイメージを描くのは容易だと言えます。

 

ちなみに今回はペペロンチーノにしていただきました。イタリアの塩むすびというだけあってペペロンチーノは抑えておきたいメニューですね。

レシピはこちらのブログを参考にしました。

www.gakkyludique.com

 

既視感ある未来こそ進むべき道

近年先進的であると同時にどこか不自然なものが続々と世の中に登場していると思います。VRが最たる例です。高度なテクノロジーだと思うワクワクする気持ちとは裏腹にその不自然さにどうしても目がいってしまいます。それはいままでの習慣からかけ離れたものであるがためです。携帯電話の発展という下地があったスマホの時とは訳がちがうのです。前述の通り、素地がない未来を作るにはを習慣を作る必要があります。その遠回りをするか、習慣に溶け込ませるかが、分岐点になる気がしてならない今日この頃です。人が通った轍を無視しすぎると人は動かないのです。

 

完全食の市場がどの程度盛り上がるか僕にはわかりませんが、無意識に栄養価の高いものを口にできるならそれはとてもいいことだなと思います。まだちと高いので市場が活性化して購入価格帯まで落ちてくる日がくるといいなと思います。

 

僕のちかくからは以上になります。

【お得な3個セット】完全栄養パスタ BASE PASTA 145g

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金儲けより人儲け

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僕は前職を辞めて独立するときの送別会で「皆さんから5000円ずつ集めて僕はその分働いて還元します。」と言ったことがあります。

「あいつまた酔ってなんか言ってるぞ」と思った方が殆どだったかと思いますが、僕は大真面目でした。

それがこれからの時代感覚になるという自信があったからです。(今言うとかなり後出しジャンケンっぽいですが笑 )

 

そんなことももちろんできてそれより汎用性高いアプリがリリースされました。polcaです。

polca.jp

辞めるのがあと1年遅ければ送別会後これでカンパ募ってたことでしょう。コミュニティからの信頼をキャッシュ化して別のもので還元する。それが今後スタンダードになっていく気がしてなりません。

 

価値の本質

ただ、よくよく考えてみるとこのpolcaで起きてることはいままでも普通に起きてたことだと思います。

男性の皆さん、女性とご飯食べる時会計を多く持ったりなんなら全部おごったりしますよね。それと同じだと思うんです。

この場合「その人といられる時間」に対して「会計を持つ」価値を感じていることになります。

この順序関係が逆になってるだけだと思うんですよね。

「女性が私と今晩ご飯ご一緒できる権利!」という形でファンディングしてしまうとなんだかお水やそっちかと思ってしまいますが、そこに信頼関係が成り立っていればありだと思うんですよね。

 

ゆるいコミュニティの時代

Twitterに良い例が落ちてました。

 

この場合「彼氏彼女」と強い信頼関係が成り立っていることがわかりますが、この信頼関係がゆるくソーシャルグラフを通じて広がっていくのがこれからなんじゃないかなと思います。

その先は既存の通貨が機能しなくなるんじゃないかな。信頼と信頼の交換。

本当の意味での「人儲け」が始まるのではないでしょうか。

 

↓↓ちなみに募集してますw↓↓

polca.jp

 

 

僕のちかくからは以上になります。

 

人生の勝算 (NewsPicks Book)

人生の勝算 (NewsPicks Book)

 

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27歳が考える読書感想文の書き方

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世間は夏休みみたいですね。夏休みの宿題は31日にやりきるタイプでしたが、とりわけ苦労したのが読書感想文です。計算ドリルとかってやれば終わると思うんです。読書感想文は自由度が高い分、うんうん唸って血反吐を吐きながら書いた記憶があります。

ただ、今ブログを書いてるとあの時の苦としていた量の読書感想文を平気な顔で書いている自分がいます。それはタイピング技術の進化も勿論ありますが、単純に自分の中にノウハウがあるということでしかないかなと思います。

一応学生時代も読書感想文や税の作文書けば学校代表くらいにはなれてましたが、その時も型にハメて書いていたにすぎません。むしろ大切なのは普段何を感じているかです。少し書いていきます。

 

読書感想文とは?

そもそも読書感想文ってなんですかね。どうやって書いてましたか?え?あとがき全部写した?そんな労力をかけられるならもっと楽に書けます。いつの時も人が苦痛なのは無思考の作業です。

本の感想なんてない?そうなんですよ。誰かが書いた本に感想なんてないんです。あるのは「そうだよね」か「それはどうかなあ」程度のもんです。じゃあ何を書けばいいのでしょうか。ここであえて宣言しましょう。読書感想文とは「生活体験作文」なのです。

 

読書感想文は自分の体験を伝えるだけ

先程も書きましたが、読書に対する感情を形容する言葉を書き連ねたところで文量はたかが知れています。

例えば、遠足に行った時の作文も「遠足に行きました。楽しかったです。」では味気ないし書き直しを促されますよね。もっと詳しく書きなさいと言われて「遠足」から「楽しかった」までの出来事を文章内に加えて及第点をもらうといったところでしょうか。これはあった出来事を詳細に文字に起こしていくだけなので時間と語彙力さえあれば簡単ですよね。

 

この遠足の作文と読書感想文の違いは、感想を書く対象の「本」の第一人称が自分ではなく筆者や物語の主人公になっていることではないでしょうか。遠足のように自分が体験したことではなく、筆者の体験や物語の主人公の体験についてどう思ったかが求められる。そりゃあ読んでみて「面白かった」とか「つまらなかった」程度しか出ないってもんじゃないでしょうか。自分の体験じゃないんですもん。

 

ただ、この「人称」に気づいてしまえばしめたもんです。裏を返せば自分を第一人称にした文章にルールを変えてしまえば書けるということに気づけるからです。

 

読書感想文のポイント

実際にどのように文を書いていくか簡単に図に起こしてみました。 

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この流れで書いていけば読書感想文、もとい、生活体験作文は基本的に完成します。

出来事に対する自分の立場を決めて、その論拠を自分の体験から示す。そしてそれを踏まえて今後自分がどうしていくか書く。それだけです。

大切なのは第一人称を「本」の誰かではなく「自分」にして書くこと。これが全てです。

 

たとえ桃太郎であっても読書感想文は書ける

桃太郎を例にして少し書いていきましょう。

「桃太郎がきびだんごを利用して犬雉猿を仲間にした(文中の出来事)」のことについて読書感想文であればまず、それに対する立場を示します。

桃太郎は各動物が「きびだんごがほしいから」と言ってそれを差し出し仲間に引き入れたが私はその行動にやや疑問を感じる。それはこれからの長旅に対して桃太郎が短期的なメリットを提示しているにすぎないからだ。(文中の出来事に対して反論の立場を示す)  

次に論拠となる自分の体験を書いていきます。

自分も転職や独立の誘いをいただくことがある。その際にもっと稼ぎなさいよと言ってくださる方がいるのは本当にありがたいかぎりだ。ただ、その時享受できるメリットが金銭だけだとしたら、判断を下すには早計だと思うのだ。何故かと言うとその「きびだんご」を得るまでの苦難と未来が不明瞭だからである。そこを説明できないようであれば、自分は例えいくらきびだんごを積まれても動かないだろう。桃太郎はしっかりと鬼退治へのリスクや将来性をを説明したのだろうか。鬼に殺されることをしっかりと踏まえた契約だったのだろうか。また、目的を達成した時の報酬は示されているのだろうか。この一種の合戦が終わった後も動物たちの能力は必要なのだろうか。(自分の体験を中心に展開する)

この人だいぶひねくれてますね。何か嫌なことでもあったのでしょうか。

この後今後の自分について書いて締めます。

桃太郎がきびだんごを利用したというのは正直いただけない。ただ、事実、桃太郎と動物たちはあの鬼を討伐しているのだ。これはこの物語の目的が達成されたことを意味する。これは桃太郎も動物達も並大抵の意志力ではなし得ないことだろう。

そう考えると、世の中で何か成すのは理屈じゃないのかもしれない。ここまで読んでもらえればわかると思うが、私はよく理屈屋だと言われる。そんな理屈屋の自分が決心を固める時の一つの基準がある。それは言葉の中のコトを成し遂げるための意志の強さを感じるかどうかだ。ひょっとすると犬雉猿も桃太郎の意志の強さに惹かれていたのかもしれない。きびだんごは二の次で桃太郎がこれから作る世界に希望を感じていた。だから危険を顧みずに飛び込んだ。自分は桃太郎をそんな物語だと思いたい。そうであれば納得できる。そして、自分もそんな桃太郎を見つけ、世界を共に変えたいと思う。(物語を受けた今後の自分)

かなり強引ですが、桃太郎の読書感想文はこんな感じでいかがでしょうか。ただこれは学校に提出しないほうがいいですね。小学生であれば、読書感想文を評価するのは学校の先生です。ベンチャー育ちの自分とは経験が違い、こんなこと書いたら鼻で笑われることでしょう。

これも文章を書く上で大事なポイントなのですが、「評価者が誰か」意識することを忘れないでください。お互いの身の丈にあったこと書きましょう。なんならちょっと寄り添ってやるくらいの気持ちで書くといいです。

これはちょっとしたテクニックですが、評価者は良い変化を求めるものです。いつの時代だって人を感動させるのは更生に向かう物語です。グッドウィル・ハンティングだってルーキーズだってその更生する姿に人々は感動を覚えるのです。

 

読書感想文は決して難しくない

ポイントをまとめると、

  • 文中の出来事の自分の立場を示す
  • その立場を示す理由となる自分の体験を書く
  • 読後の自分の変化を書く
  • 自分主体で書きつつも評価者に思いを巡らす

といったところでしょうか。

決して難しく考えず、普段の自分のことを人に伝えるんだという意識を持って書くことが大切です。夏休みの宿題と言われると嫌ですが、生活体験作文として普段の自分を本というフィルターを通して語る機会だと思うと少しやりがいを覚えられるかもしれませんね。

 

僕のちかくからは以上になります。

本を読む本 (講談社学術文庫)

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消費者は崇高な存在ばかりではない

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学問的な正しさと商業的な正しさは必ずしも一致しないなと思うことが多々あります。

 

学問的な正しさとは教科書的に伝承されている理論に沿うことで、商業的な正しさはシンプルに売上増加を指すとします。

マニュアル通りに指しても商売では必ずしも勝てないよねってことですね。

 

僕はよくコインランドリーを利用します。

今住んでる家のベランダは午前中で日照りが終わってしまい朝寝坊さんの自分には乾燥機が必須です。

なので家から2分ほどの距離にあるコインランドリーの乾燥機を重宝しています。

乾燥機付きの洗濯機買ったほうが安い気もしますが、粗大ごみとなる大型家電はなかなか手が伸びませんね

 

乾燥一回に対して300400円消費します。300円だと湿り気を感じ、400円だとこんなに必要だったかなと思うなんとも微妙なラインです。

なのでコインランドリーに行くたびに複数の百円玉が必要になるのですが、そのコインランドリーには両替機がありません。

手元に百円玉の用意があれば問題ないのですが、毎回毎回となるとそうもいかずこれは結構不便です。

それで手軽に崩せないかなーと見回すと、自販機が入り口にあるんですね。おそらく経営もコインランドリーの方がしているのでしょう。

毎度毎度こんなん置くなら両替機置けよと思うのですが、文句も言ってられずそこでジュースを買ってしまいます。

経営者的にはユーザーの利用あたりの売上が120~150円上がるわけですから美味いもんです。

コインランドリー経営者的にはビジネスのセカンドチャンスですが、ユーザー的には不便につながるというわけですね。

 

これは学問的な正しさでいうとNOと言われる手法です。

一般的には「ユーザーの満足度を最大化してファンになってもらう。そうすることで生涯生産を高める」のようなことが述べられます。ユーザーが嫌がることに対する将来的な損失を考えましょうということですね。

 

この理論は勿論正しいのですが、このコインランドリーの場合は異なります。自分の行動を鑑みると何度もこのコインランドリーに通っているのです。

両替機がないことによって利用を辞めるユーザーも勿論いると思います。ただ、この場合は地の利が物を言う気がします。

 

現に他のコインランドリーは近所にあります。さらにいうと今通っているコインランドリーよりも清潔感があり、両替機もあります。ただ、そこは徒歩8分と4倍の時間がかかってしまいます。そうなると「まいっか」という気持ちでいつものコインランドリーに足が向いてしまうのです。たかだか120円程度の不便は習慣に勝てないということですね。

 

このように単価が低ければ低いほどに「まいっか」の精神は働きます。迷いは金銭的な重みが小さければ小さいほど小さくなるのです。そうなると両替機を置かず、自動販売機を置いたほうが良いという算段になりそうです。塵も積もれば山となる。

顧客の満足度を高めるのももちろん重要です。ただ、商材利用の過程までに生じる「迷い」の大きさを考慮した上で適切に施策を打たなければ、ひょっとすると損につながることもあるかもしれません。

僕みたいな「まいっか」がまかり通る消費者は学者さんが考えるほど崇高じゃないのかもしれませんね。

 

僕のちかくからは以上になります。

サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている (マイナビ新書)

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